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無垢 先人の教え、そして「もったいない」を見つめなおして

戦後の日本は急速な経済成長を遂げてきました。これは先人たちの大いなる努力により成し遂げられたものであり、私たちが豊かさに囲まれて生活できるのも先人達の努力によるものです。しかし、この急成長は「本質」を見極めないまま行われており、高度経済成長に伴う、大量生産・大量消費、いわゆる「使い捨て」の社会を生み出しました。

われわれが携わっている住宅産業においても例外ではなく、急速な住宅の工業化は工期の短縮や気密性の向上などのメリットを生んだ反面、シックハウス、アスベスト、ゴミ問題などの社会問題も生んでしまいました。現代の日本の住宅の寿命は25年前後です。これは、欧米に比べ、1/2以下の数字です。反面、着工棟数は2~3倍となっており、この状態は「住宅の使い捨て」以外の何者でもありません。

世界で一番古い木造建築物はいわずと知れた「法隆寺の五重の塔」で、築1400年ともいわれています。日本には本来、世界最高水準の木造建築技術があり民家においても、その土地の風土を生かし、自然との調和をはかり、100年単位のスパンで生きてきました。日本の民家は、ほとんどの材料を再生して利用できるものでできており、日本の歴史を振り返ると以前の建築で使っていた資材を新しい建築に再利用するということはごくごく当たり前のことだったのです。

このような、偉大なる先人の教えや日本人ならではの「もったいない」という素晴らしい文化を、環境の世紀といわれる21世紀において、民間レベルでもう一度見つめなおす必要があると思います。

古材の活用については、日本古来の住宅文化・歴史を少しでも継承し、後世に伝え、そこに新しい技術を取り入れ、新しい住宅文化を作り上げていこう試みのひとつです。近年、アンティークブームなどによって、住宅、店舗、家具など幅広い分野で古材の活用事例が出てきておりますが、そのような事例に活用されている材料の多くは北米や東南アジアからの輸入古材であり、国内産の古材は価格・流通・販売といった要素が具体化できていなかったため、再利用の道を歩むことは少なく、建設リサイクル法が施行され、解体時の分別と再資源化が義務付けられた現代においてもその多くが廃棄処分されているのが現実です。

私たちは、そのような現状に疑問を感じ、解体された民家から出る良質な古材がゴミとしてではなく、資源として適正価格で取引される環境を地元埼玉県内にて構築したいと考え、この度の古材ビジネスへの参入に踏み切った次第です。

尚、弊社では今回の古材ビジネス参入にあたり、古材の買取、流通、販売における品質維持及び適正価格での売買をおこなう人材を認定する、古材ぐるめ本部主催の古材鑑定士研修に参加し、古材鑑定士の認定を受けました。また、県内での古材流通をより活性化させるため、かねてより埼玉県内で木材業を営んでいる材木店と業務提携を行い、県内における流通・販売体制をより強固なものにしております。

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