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無垢スタイル 校舎から連想すること

こんにちは、設計のさとちゃんです。(クロちゃん風)
皆さんは、「校舎」と聞いて思い描くイメージはどんな形でしょうか?
鉄筋コンクリート造4階建ての白いRC造の校舎でしょうか???

私の場合は、木造の校舎です。
しかも、「二十四の瞳」に出てくる分校のような古~い校舎。
なぜかというと、私が小学校時代に通っていた小学校が木造の古い校舎で、100年ぐらい前に建てられたものだったからです。
その校舎は、戦争の時には空襲からのがれる為に、校舎の外壁を黒く塗り屋根を木の枝で覆ったそうです。

そんな校舎には思い出がいっぱい詰まっています。
毎日雑巾掛けをした、隙間だらけの無垢のフローリング。(フローリングという表現は適切じゃないかな?)
立派な装飾が施された手摺のある大きな階段。
大勢の先輩達が刻んでいった壁の落書き。
お化けが出るという噂があった、ホルマリン漬けがたくさんある薄暗い理科準備室。
小さい体育館でしたが、小屋組みは木造でトラスのような構造になっていました。
多くの歴史と生徒たちの思い出を、無垢の木は傷・色・匂いが表現していたと思います。
小学生の頃は、そんな環境が当たり前だったので、あまり気にせず過ごしていました。

対照的に中学校はRC造3階建てで、校舎の思い出といえば、フニャフニャに膨れ上がった床の長尺シートと、夏休み中に新しく貼り替えた時の嫌なにおいです。
RC造だったので気密性は高かったはずですが、なんとなく冷たいイメージで寒かった印象しかなく、隙間風だらけだった小学校の方が暖かかったような気がします。
 
しかし、その小学校は数年前に震度6クラスの地震の被害を受けたため、新しい校舎に建て替えられてしまいました。
今となっては職業柄もっとよく見ておけば良かったと大変後悔しております。
あの無垢の木の良さを、記憶の奥や体が覚えていることを大切にし、設計者としてそれを伝え、1棟でも多くの快適で、そして住むほどに思い出が詰まっていくような無垢の家を造っていきたいと思います。

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