こんにちは!
ムクスタ所沢店です。
「みんなのいえ」という映画をご存知でしょうか?
三谷幸喜脚本監督、唐沢寿明演ずる新進気鋭のデザイナーと、
田中邦衛演ずる頑固な大工棟梁が、家の建て方をめぐって
巻き起こすコメディです。
その中で、玄関扉の開き方をめぐって大口論。
欧米で学んだデザイナーは欧米流の内開きを主張し、
日本の大工は外開きに決まっていると譲らない場面があります。
気候風土や文化的な背景などがあり、欧米と日本では玄関の
開き勝手が異なります。
雨が少なく、靴を脱がずに「Come in」と招き入れる欧米では、
内側に開く形が一般的。
蝶番が外に出ないので防犯上も有利といわれています。
大学のころ先生に教わりました。
対して日本では雨が多く、玄関で靴を脱ぐ習慣もあり、ドアは
外に開いたほうが都合がよいのです。玄関に靴があっては、
ドアが開くのに邪魔ですよね。防犯上は不利といわれますが、
一般住宅で内開きにしている例は1%以下という調査結果もあり、
実際はほとんどないのではないでしょうか?
既製品ではほとんど見当たりません。
では室内はどうでしょうか?
日本、欧米とも一般的には内開きが基本になります。
進む方向に開くのが基本です。
ただしトイレについては少し異なるようで、欧米ではトイレのドアは
開いている場合が多いと聞きます。
閉まっていれば使用中。
部屋の温度差をなくしたいときにも効果的です。
日本では、スペースと緊急時の救助の観点から最近外開きが
多くなっています。
トイレのドアは閉めておくものという文化も、
トイレの外開きにはあっているようです。
独立した地下室などは、
水害対策上内開きがよいと言われています。
余談ですが、公共施設や映画館など人が多く集まるところは、
外開きが原則です。
避難方向に開かなくてはならないという法律があります。
ドアの開く方向一つをとっても、
実に様々な意味と背景があるんですね。
