安心できる暮らしをつくる!耐震構造の3つのポイント
2024.01.20 Sat
あけましておめでとうございます☀
設計室の依田です。
写真は年末に海ほたるに行ったときのものです。快晴でとてもいい写真を撮れたので新年のご挨拶に使わせていただきました✨
仕事にも慣れ、知識もついて、二級建築士の資格も取得した2023年が終わり、私にとって2024年は、「さあここからだ!」という年になります。
心新たに、設計士として皆様のお力になれるよう精進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに、プライベートの目標は「暮らしを楽しむ」です。
新生活が始まってすぐは料理も掃除も頑張っていたのですが、だんだん怠けてきてしまったので、暮らしをご提案する側として、まずは自分の暮らしを楽しんでいければなと思います!
さて、今回は耐震のお話をしたいと思います。
皆様もご存じの通り、今年の初めに能登半島で大きな地震がありました。能登は歴史ある住宅が建ち並ぶ街で、ニュースを見るたびに倒壊してしまった建物を多く目にしました。
地震大国の日本では、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくありません。地震が来ても倒壊せず、安心できる暮らしをつくるために、設計の段階でしっかりと耐震について考える必要があります。
地震に強い家を設計するためには3つの大きなポイントがあります。
まず1つ目は屋根です。
耐震を考える上で意外と大切なのが屋根の重さになります。昔ながらの日本瓦などは重量が重いため建物にかかる負担が大きく、家の重心が上の方にいくので地震の際の揺れも激しくなります。そのため、近年では軽量の瓦が開発されたり、無垢スタイルでもガルバリウム鋼板という、瓦屋根の約1/6の重さの屋根を標準とするなど、屋根の軽量化は重要なポイントとなっています。
2つ目は形です。
最も地震に強い家というのは正方形の真四角な家になります。なるべくシンプルな形の方が地震力を均等に分散させることができるため、負担がかかりにくく、より地震に強い家になります。さらに、建物は上に行くほど揺れが大きくなるため、三階建てより二階建て、二階建てより平屋の方が耐震性は高くなります。
3つ目は耐力壁です。
耐力壁とは、構造用面材や筋交いを入れて横からの力に抵抗する壁のことを指します。全ての壁を耐力壁にすればよいというわけではなく、バランスよく配置する必要があり、無垢スタイルでは社内での検討をしっかりと行っています。耐力壁は建物の角、そして、東西方向、南北方向で数をそろえて入れるのが理想です。また、二階建て以上の建物であれば、一階と二階の耐力壁の位置をそろえることで、二階からの力を一階に伝えるのでさらに強度を高めることができます。間取りによってはどうしても壁を入れなければならない場所があったりと制限も出てしまうことがありますが、耐震を高めるためには耐力壁の位置は最も重要なポイントとなります。
無垢スタイルでは他にも金物や制振装置を用いて検討を重ねながら家づくりを行っていますので、安心してお任せいただければと思います!
住まいの体感モールでは耐震構造の展示を行っており、実際に構造を見ることもできますので、ぜひお気軽にお越しください。
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