【大宮駅東口で火災!】鉄骨より木造住宅は火災に強い!?
2022.12.23 Fri
こんにちは!
建築コンサルティング部新築部門の濱中です。
いつもブログをご愛読頂き、誠にありがとうございます。
11月末に大宮駅東口駅前で、ビル火災がありましたが、皆様被害は大丈夫でしたでしょうか。火災の影響で、ドラッグストアの外壁の一部が倒壊したようですが、逃げ遅れた人やけが人はいなかったようで良かったです。
今回は耐震性や断熱性と同じくらい大事な、耐火性についてブログをかかせていただきます。
耐火性について
日本では戸建て住宅の構造は、木造住宅が主流ですが、木造と聞くとなんだか火災に弱い印象があると思います。ですが、実は鉄骨造より木造のほうが火災に強いです。
まずは火災のメカニズムについてですが、火災の大半は最初に燃えるのは、建具や内装材などで、室内にある物に引火したあと、建物構造材に熱が伝わる仕組みになります。
確かにただ単純に燃えるだけにフォーカスすると、鉄骨造のほうが燃えにくいですが、実際に火災が起きたあとの燃えにくさ・強度なども考えると木造の方は勝ります。
燃えにくさ・強度についての2点をご紹介させて頂きます。
①木材は炭化すると燃えにくくなる
実際に木材は燃え始めたとしても、内部まで完全に燃えることはありません。また、木材がもえると表面が炭で覆うため、内部まで燃える時間を遅らせる効果もあります。
元々木材は水分を含んでおり、簡単に燃え尽きてしますことはなく、1分あたり0.6~0.8ミリ程度になります。ですので、仮に全部燃えるとしても、通常柱は100ミリほどありますから、内部に到達するまで1時間以上は持つ計算になります。
②木材は燃えても強度が落ちにくい
①の木材は実は燃えにくいという事実に意外に思われたと思いますが、その燃えにくい性質が火災時の強度に大きく関わります。
木材は表面が燃えやすいものの、内部まで燃えにくいのに対し、鉄は燃えませんが、熱に弱く火災が起きると早々にやわらかくなります。木造が火災後20分経過しやっと強度が半分になるのに対し、鉄骨造が10分程度で強度が1/5程度になります。
以上になります。私も木造の家に関する書籍を読んだ際に、鉄骨造より木造のほうが火災に強いのは正直とても驚きました。
その他にも木材は、癒やし効果・防虫効果など、可能性を秘めた材料になります。
是非モデルハウスにご来場いただき、自然素材を使った本物の木造住宅を体験して頂ければと思います。
ご来場お待ちしております。
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