地震・災害時にペットと安全に避難する方法|防災グッズ・同行避難のポイントまとめ
2025.11.13 Thu

こんにちは。無垢スタイル建築設計の大橋です。
地震などの災害が起きたとき、私たち人間だけでなく、大切な家族の一員であるペットの安全も守りたいですよね。
最近では「同行避難(どうこうひなん)」という考え方が広まり、ペットと一緒に避難することが原則とされています。
今回は、地震や災害時にペットと安全に避難するための準備とポイントを、分かりやすくまとめてみました。
同行避難とは?—環境省の指針とポイント
日本では、環境省が示すガイドラインにより、飼い主とペットが一緒に避難する「同行避難」が基本です。ただし、避難所ですべての人が同じ空間で過ごせるとは限らず、別エリアでの生活が想定されます。事前に自治体の受け入れ方針や避難場所を確認しておきましょう。
自治体のペット同行避難マニュアルなど、地域ごとの受け入れルールを事前に把握しておくことが重要です。
【平常時】事前の備え(ペット防災の基本)
家の中の備え
▪️ケージやキャリーケースに日常から慣らしておく
▪️首輪・ハーネス・リードは常時点検。名前入りの迷子札を装着
▪️マイクロチップを装着し、登録情報を最新に保つ
▪️ペットが落ち着ける「安全なスペース」を確保(毛布やお気に入りの置物)
ペット用防災グッズ(目安:5〜7日分)
| 分類 | 具体例 |
|---|---|
| 食事 | ドライ・ウェットフード、保存食、おやつ、水(500mlボトル複数) |
| 生活用品 | 食器、トイレシート、うんち袋、バスタオル |
| 健康 | 常備薬、ワクチン証明書のコピー、健康手帳 |
| 安全 | ケージ・キャリー・リード・マナーベルト |
| その他 | ペットの写真(迷子時用)、お気に入りのおもちゃ |
ポイント:避難所では人と動物のスペースが分かれることが多いため、自分のにおいのついた毛布や衣類を用意しておくとペットのストレス軽減になります。
【災害発生時】まずは自分とペットの安全を確保
▪️揺れが収まるまでは無闇に外に出ない(落下物に注意)
▪️安全が確認できたら、素早く落ち着いてペットをキャリーに入れる(逃走・けが予防)
▪️怯えている場合は、騒がず静かな声で安心させる
【避難生活中】衛生管理と周囲への配慮
▪️避難所では「人命優先」が原則。ペットの扱いは職員に確認する
▪️鳴き声やにおい対策を心がけ、他の避難者への配慮を忘れない
▪️排泄物は密閉して処理し、衛生管理を徹底する
同行避難のポイント:同行避難は一緒に避難所へ行くことを意味しますが、同室で過ごせるとは限りません。事前に自治体の避難所マップや受け入れルールを確認しておくと安心です。
自治体の例:さいたま市のペット同行避難マニュアル(PDF)をご確認ください。
飼い主の準備と冷静な行動が命を守る
災害はいつ起きるか分かりません。以下のポイントをチェックリストとして保存し、家族や同居者とも共有しておきましょう。
▪️キャリーやハーネスに普段から慣らしておく
▪️ペット用の備蓄を最低1週間分用意する
▪️迷子防止策(マイクロチップ・写真・首輪)を徹底する
▪️避難所のペット受け入れ情報を事前に確認する
▪️飼い主が冷静に行動することが最大の安心につながる
地震などの災害は、いつ起きるかわかりません。
大切な家族であるペットと安心して暮らすためには、日ごろからの備えが何より大切です。
無垢スタイルでは、災害に強く、ペットと快適に過ごせる住まいづくりのご相談も承っています。
「もしもの時も安心な家づくり」について、ぜひお気軽にご相談ください。



