【開放的なのに高気密】C値0.1台を実現した注文住宅の施工事例を徹底紹介|気密と開放感を両立する家づくり

2025.12.04 Thu

こんにちは!設計室の依田です。

「開放感のある明るい家にしたい。でも大きな窓を付けると気密や断熱が心配…」
そんなお悩みをお持ちの方はとても多いです。

実は開放的なのに高気密を両立した家づくり は可能です。
今回は、無垢スタイルが建築したなかでも、特にC値が優れた施工事例を集めてご紹介します。

『大開口の窓or高気密住宅』の二者択一に見える要素を『大開口の窓+高気密住宅』という両立させるポイントも解説していますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

そもそも「気密」とは?C値が高気密住宅の基準

まずは基本の確認から。

気密(気密性能)とは、建物の隙間の量をどれだけ抑えられているかを示す指標です。
隙間が少ないほど、外気の出入りがなくなり、暖冷房効率が高まり、省エネにもつながります。

そして、この気密性能を数値化したものがC値(隙間相当面積)
C値は小さいほど高気密であり、

一般的な目安:1.0 ㎠/㎡以下 = 高気密住宅

とされています。

無垢スタイルでは、全棟平均でこの基準を大きく下回る数値を実現しています。
その中でも今回はC値 0.1〜0.2台の事例をピックアップしました。

【施工事例】開放的なのにC値0.1台を実現した高気密住宅

【O様邸|C値:0.29】


大開口の窓 × 高気密を両立した解放感あふれる住まい

外観から分かる大きな窓の数。
開放感を重視したプランニングにもかかわらず、C値は 0.29 を記録。

大きな窓=気密が悪い、という常識を覆す、まさに “いいとこどり” のバランス住宅です。

【T様邸|C値:0.15】



勾配天井の平屋で叶えた広々リビング

勾配天井の開放的な平屋に、大型の引き違い窓が二つ。
それでもC値は驚異の 0.15。

「平屋×大開口×高気密」を実現する技術が詰まった住まいです。

【K様邸|C値:0.10】


明るさと広さを保ちながら “脅威のC値0.10”

非常に明るく開放的なリビングでありながら、C値 0.10を達成したK様邸。

気密性能の高さが快適な室内環境を生み出しています。

高気密×大開口を両立するために必要なポイント

「どうすればC値0.1台の高気密住宅になるの?」
という質問をよくいただきますが、C値は 施工の精度や住宅の形状、窓の種類、環境など複合的な要因 で決まります。

そのため、絶対に0.1が出る方法があるわけではありません。

しかし無垢スタイルでは、気密性能を上げるためのルールと基準を設けています。

引き違い窓の数を“適正化”することが重要

大開口で人気の引き違い窓ですが、構造上、2枚のガラスが重なる部分に隙間が生じやすく、気密が低下しがちです。

そのため当社では、住宅規模に応じて引き違い窓の使用数に制限を設けるという独自ルールを推奨。

もちろん、「リビングから外に出たい」「景色を楽しみたい」というニーズには引き違い窓が最適ですので、目的に応じて適切に使い分ける設計を行っています。

この判断基準を知っておくだけでも、C値を良くする家づくりの大きなヒントになります。

開放的な家と高気密住宅は“両立できる”

『大きな窓』『明るく広いLDK』『のびやかな空間設計』これらを実現しつつ、C値0.1〜0.2台の高気密住宅をつくることは可能です。

「開放感」と「気密性能」を両立した家は、一年を通して快適で、光熱費の削減にもつながる、非常に満足度の高い住まいになります。

無垢スタイルでは、実際の建築事例を見られる完成見学会・オーナー様邸見学会・バスツアーも定期的に開催中です。

高気密住宅を体感しながら、理想の家づくりをぜひ検討してみてください。

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