断熱と採光を両立する住まい設計|冬を暖かく過ごすための窓・開口部の工夫
2025.12.11 Thu
こんにちは、設計室のアラキです。
朝晩の冷え込みがぐっと強まり、いよいよ冬本番が近づいてきました。
寒い季節になると、住まいの断熱性能や省エネ性が暮らしの快適さに直結します。
特に、熱の出入りがもっとも大きいのが「窓」を中心とした開口部です。
冬の快適性を左右する“窓まわり”の断熱対策
住宅の熱損失の多くは窓から起きるため、『高断熱サッシの採用』『断熱効果の高いカーテン選び』『窓まわりの隙間対策』といった工夫だけでも、室内の暖かさは大きく変わります。
これから家づくりをされる方はもちろん、すでに完成している住宅でも「窓まわりの改善」は即効性のある省エネ対策です。
冬の住まいで重要なポイント ― “採光”と“開放性”
冬は日照時間が短くなるため、自然光を上手に取り込む計画が大切です。
開口部は「断熱性能」の面だけで語られがちですが、次のような役割も担っています。
・採光(自然光の確保)
・眺望性(外の景色を楽しむ)
・通風(空気の流れ)
・開放感の演出
たとえ既存の住宅でも、『カーテンの種類』『照明計画』『家具のレイアウト』によって、室内の明るさや開放感は大きく変えられます。
旅先で感じた“窓”の価値

写真は、先日沖縄の宿泊先で撮影したものです。
私が旅行で大切にしているのは「食事」もですが、実はそれ以上に“宿のデザイン”です。
少し予算を上げてでも、デザイン性の高い空間に泊まると、その空間の良さを実体験として吸収できるからです。
海が見える宿では、窓の役割は
「断熱性能」+「眺望」
という二つの価値を持ちます。
近年は気密性能・断熱性能の向上、照明性能の進化により、以前より開口の少ない住宅が増えています。
しかし、外の景色・自然光・風を取り込むことも、住まいの快適性に欠かせない大切な要素です。
家から見える景色は“その家だけの特別な財産”。
その魅力を最大限に生かす設計こそ、私たちが追求している家づくりです。
断熱性能×採光×デザイン性
快適で心地よい住まいは、この3つのバランスで決まります。
・冬でも暖かく、省エネで暮らせる家
・光と景色を取り込み、開放感を感じられる家
・デザイン性と機能性を両立した家
そんな住まいづくりを、私たち設計室が全力でサポートします。
新築はもちろん、窓の選び方から断熱リフォーム、間取り相談まで、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。



