平屋は本当に高い?30坪で考える価格と間取りのポイントを解説

2025.11.16 Sun


 
こんにちは、無垢スタイル建築設計 新築部門のイデです。

近年、20〜40代の若い世代を中心に「平屋を建てたい」というご相談が急増しています。
平屋はワンフロアで完結する暮らしやすさ・メンテナンス性の高さが魅力ですが、同時に「平屋は割高なのでは?」と不安に思われる方が多いのも事実です。

そこで今回は、平屋のコストの考え方、間取りの工夫、30坪の2階建てとの比較など、平屋にまつわる疑問を分かりやすく解説していきます。

平屋は価格が高くなると言われる理由

一般的に、平屋は2階建てと比べて以下の理由で割高と言われます。

    ・基礎の面積が大きい
    ・屋根の面積が大きい
    ・建物が占める面積が広く土地を選ぶ

たしかに、構造的に見れば「基礎+屋根」の工事量は増えるため、単価は上がりやすい傾向にあります。

しかし──
実際は、トータルで見ると平屋と2階建ての価格差はそれほど大きくありません。

理由①:階段がないから有効面積を効率よく使える

例えば、床面積30坪の2階建ての場合、階段に必要な面積が約2坪ほど必要になります。
つまり、

    ・30坪の2階建て=実質28坪で生活スペースを構成
    ・平屋=階段不要なので“28坪で30坪の2階建てと同等の間取り”がつくれる

階段がなくなることで、同じ生活動線でも平屋の方がコンパクトにまとまり、結果的にコストが抑えられることが多いのです。

理由②:バルコニーが不要でメンテ費・工事費が軽減

2階建ての場合は、移動動線や洗濯動線の関係でバルコニーを付けるケースがよくあります。

一方で平屋は、『洗濯動線が短い』『直線的な家事動線をつくりやすい』『外干しをしなくてもランドリールームなどで代用できる』などの理由から、そもそもバルコニーが不要です。
バルコニーを付けないことで、初期費用も、10年後・20年後のメンテナンス費用も減らせるのは大きなメリットです。

平屋で心配されがちな「日当たり」への対策

市街地で平屋を建てる場合、多くのお客様が心配されるのが、

    ・周囲の建物で影にならないか
    ・室内が暗くならないか

といった日当たりの問題です。

この対策として有効なのが…
コの字型・ロの字型の平屋(中庭のある平屋)

中庭を設けることで、

    ・採光を確保
    ・風通しアップ
    ・プライバシーを守りながら明るい室内を実現

と、市街地でも明るい平屋が実現できます。

中庭のある平屋は見た目も美しく、外からの視線を遮りつつ開放感を楽しめるため、近年人気が高まっています。

平屋のメリットまとめ

    ・ワンフロアで生活が完結し将来的に暮らしやすい
    ・階段移動がなく家事動線が圧倒的に楽
    ・メンテナンスコスト(外壁・屋根・バルコニー)が抑えられる
    ・構造的に安定しやすく耐震性の面でも有利
    ・中庭や広いLDKなどデザインの自由度が高い

平屋をご検討中の方へ

当社では、これまで数多くの平屋を手掛けてきました。
『中庭のある平屋』『LDK中心の回遊動線の平屋』『コンパクト×高性能の平屋』『二世帯の平屋』『ガレージ付きの平屋』
など、多様なご希望に合わせたご提案が可能です。
「平屋にしたいけど予算が心配…」「30坪だとどんな間取りができる?」「市街地の土地で平屋は建てられる?」こうした疑問をお持ちの方も多いです。

無垢スタイルでは、平屋の概算価格・土地条件に合わせた間取り提案・明るさ・風通しのシミュレーションなどを無料でご相談いただけます。
平屋をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 
 

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