ペットと快適に暮らす家づくり|犬や猫と安心して暮らせる住まいの工夫とアイデア
2025.09.09 Tue
こんにちは!
無垢スタイル建築設計 コンサルティング部新築部門の松木です。
今回は「ペットと快適に暮らす家づくり」をテーマにお話しします。
私自身も約1年前からワンちゃんを迎え、毎日の暮らしの中で「ペットと人が共に安心して過ごせる住まいの大切さ」を改めて実感しています。
犬や猫、小動物など、ペットは大切な家族の一員。そのため家づくりでは「人の快適さ」だけでなく「ペットの安全や暮らしやすさ」も考慮することが重要です。
今回は、ペットと共に暮らす家を建てる際に押さえておきたいポイントを、具体的にご紹介します。
1.ペットに優しい床材選びが暮らしの基盤に
ペットと暮らす家で最も重要なのが床材の選び方です。
犬や猫は室内で過ごす時間が長く、床の素材が健康に直結します。
◾️滑りにくい素材
フローリングがツルツルだと犬や猫の足腰に負担がかかります。無垢フローリングやクッション性のあるフロアタイルなら安心。
◾️キズや汚れに強い素材
爪あとやおしっこ汚れにも強い耐水性のあるフロアタイル、フローリング保護シートなどを活用するのも効果的です。
👉「犬と暮らす家」「猫と暮らす家」を建てる上では、まず床材を最優先に検討することをおすすめします。
2.ペット専用スペースで“居場所”をつくる
ペットも人と同じように安心できる自分だけの居場所が必要です。
◾️犬の場合
玄関やリビングの一角にケージやベッドを設置し、家族と近い距離で過ごせるようにする。
◾️猫の場合
高い場所にキャットウォークやキャットタワーを設け、縄張り意識や好奇心を満たしてあげる。
👉ペットスペースは掃除がしやすい床材にすると、飼い主の負担も軽減。毎日の掃除機がけや消臭対策も楽になります。
3.増え続けるペット用品をスマートに収納
フード、トイレ用品、シャンプー、ケア用品、おもちゃ…。ペットと暮らしてみると、意外とモノの量が多いことに気づきます。
そこでおすすめなのが「ペット専用の収納計画」をあらかじめ取り入れること。
・キッチンや洗面所近くに「フードや食器を置ける棚」
・玄関にリードやタオル、散歩グッズを収納できるスペース
・洗面脱衣所にトイレシートやシャンプー用品をまとめられる棚
👉整理しやすい収納を整えておくことで、生活感を抑え、スッキリとした住まいを保つことができます。
4.臭い・換気対策で清潔な暮らしをキープ
ペットと暮らす家の課題の一つが臭い問題。
特に犬や猫のトイレ周りはニオイがこもりやすいため、以下のような工夫がおすすめです。
・消臭機能付きの壁紙やクロス
・調湿効果のある珪藻土やエコカラットなどの壁材
・定期的に換気できる24時間換気システム
👉快適な空気環境を保つことで、来客時にも安心して迎え入れられる住まいになります。
5.ペットの安全を守る住宅設計
犬や猫は好奇心旺盛。ときには思わぬ事故につながることもあります。
・階段には滑り止めを設置し、転倒防止
・キッチンには侵入防止ゲートを設け、誤飲ややけどを防止
・窓やベランダには落下防止ネットやフェンスを設置
👉「ペットの安全」は「飼い主の安心」につながります。家づくりの段階で安全対策を取り入れると、後からのリフォームよりも効率的です。
6.庭や外構でペットがのびのび暮らせる工夫
犬を飼う家庭では、庭や外構計画も快適な暮らしに直結します。
・思いきり走れるドッグランスペース
・散歩帰りに便利な足洗い場
・フェンスで囲った安心できる遊び場
猫の場合も、屋外にキャットランを設けることでストレス発散ができ、室内だけでは味わえない楽しさを提供できます。
まとめ|人もペットも快適に暮らせる理想の住まいへ
ペットと暮らす家づくりのポイントは、「人の快適さ」と「ペットの安心・安全」の両立です。
→健康に配慮した床材
→安心できる専用スペース
→収納計画
→臭い・換気対策
→安全面の工夫
→庭や外構の設計
これらを意識すれば、犬や猫と一緒に快適で笑顔あふれる暮らしを実現できます。
次回は「実際のペットと暮らす家の実例紹介」を予定していますので、ぜひ無垢スタイルのブログをチェックしてださい!