キッチン選びはメーカーのルーツを知ることから|後悔しない注文住宅のキッチン選び
2026.01.29 Thu

こんにちは。
新築コンサルの岡部智之です。
注文住宅を検討されている方の多くが、「せっかく新しい家を建てるなら、自分らしい暮らしをしたい」そんな想いをお持ちではないでしょうか。
間取りや断熱性能、耐震性、外観デザインなど、家づくりで大切なポイントは数多くあります。
その中でも毎日の暮らしに直結する設備が「キッチン」です。
しかし実際には、『キッチンメーカーが多すぎて違いが分からない』『ショールームに行ったけど決めきれない』『グレードやオプションが多くて迷う』といったお悩みをよくお聞きします。
実はキッチンメーカーによる“性能差”は大きくない
最近のシステムキッチンは、どのメーカーを選んでも基本性能は非常に高く、大きな差はありません。
しかし、細部をよく見ていくと、メーカーごとの思想や得意分野がはっきりと表れます。
その違いを理解するためのヒントが、「キッチンメーカーの成り立ち(ルーツ)」です。
キッチンメーカーの特徴は「会社の歴史」に表れる
▪️TOTO|水を知り尽くした衛生陶器メーカー

TOTO WEBサイト/ キッチン
TOTOといえば、衛生陶器や水栓金物で有名なメーカーです。
そのルーツから、「水の扱い」に関する技術力がキッチンにも反映されています。
▼TOTOキッチンの代表的な特徴
- 除菌水が使える水栓
- 水切れの良い「すべり台シンク」
- 広範囲を洗える「水ほうき水栓」
水の流れ・清潔性・使いやすさを重視したい方には、TOTOのキッチンは非常に相性が良いと言えます。
▪️LIXIL|システムキッチンの礎を築いたメーカー

LIXIL WEBサイト/キッチン
LIXILの前身のひとつであるサンウェーブ工業は、日本で初めてステンレスシンクの量産を行い、「公団型流し台」に採用された歴史があります。
つまり、LIXILはシステムキッチンの原点をつくったメーカーとも言える存在です。
▼LIXILキッチンの特徴
- INAXの技術を活かしたセラミック天板
- トステムの内装建材ノウハウによる豊富なカラー展開
- 高いコストパフォーマンス
デザインの選択肢が多く、価格と品質のバランスを重視したい方におすすめです。
▪️パナソニック|家電メーカーならではの設備力

パナソニック WEBサイト/ キッチン
パナソニックは、世界的な家電・エレクトロニクスメーカー。
その強みは、電気設備・機能性にあります。
▼パナソニックキッチンの特徴
- 高性能なIHクッキングヒーター
- ノックで開く食洗機
- 対面IHなどの先進的な設備提案
「最新設備を使って、家事を効率化したい」そんな方にとって、非常に魅力的なキッチンです。
▪️トクラス|“ヤマハ品質”が息づくキッチン

トクラス WEBサイト/ キッチン
トクラスの前身は、あのヤマハ。
ピアノやバイクを製造してきたメーカーならではの、独自技術が活かされています。
 
▼トクラスキッチンの特徴
- ピアノ塗装技術を応用した美しい扉材
- 鍵盤素材を応用した高品質な人造大理石カウンター
- バイクのエンジン技術を応用したサイクロンフード
- デザイン性・素材感・耐久性を重視する方に選ばれています。
キッチン選びで大切なのは「自分らしさ」との相性
キッチンメーカーは、それぞれ得意分野・思想・技術のルーツが異なります。
✔ 水回りの使いやすさを重視したい
✔ デザインや色にこだわりたい
✔ 設備機能で家事を楽にしたい
✔ 素材の質感や美しさを大切にしたい
どれが正解・不正解ではなく、「自分たちの暮らし方に合うかどうか」が一番大切です。
キッチン選びに迷ったときは、ぜひそのメーカーが「どんな会社で、何を大切にしてきたのか」に目を向けてみてください。
きっと、あなたらしいキッチンが見えてくるはずです。



