賃貸併用住宅のメリット・デメリットとは?住宅ローンや注意点を解説
2025.09.25 Thu

こんにちは。
無垢スタイル建築設計、新築コンサルタントの當間です。
近年「賃貸併用住宅」を検討される方が増えています。
住まいとして暮らしながら賃貸収入も得られるという点が大きな魅力ですが、その一方で不安やリスクもあります。
そこで今回は、賃貸併用住宅のメリットとデメリット、検討時の注意点を整理しました。
賃貸併用住宅のメリット
1. 住宅ローンが利用できる
賃貸住宅を単独で建築する場合は事業用ローンとなりますが、賃貸併用住宅なら住居部分に住宅ローンを組むことが可能。
金利が低く、住宅ローン控除や住まい給付金といった税制優遇も受けられる点が大きなメリットです。
2. 住まいと賃貸収入を両立できる
マイホームに住みながら家賃収入を得られるため、返済負担を抑えやすいのが特徴です。
「住宅費をただの支出にせず、投資としても活かせる」という発想が人気の理由です。
3. 住宅の優遇制度が活用できる
通常の賃貸物件では利用できない住宅ローン減税や給付金などの制度を利用できるのも魅力。
制度を上手に使うことで、初期費用や税負担を大幅に軽減できます。
賃貸併用住宅のデメリット
1. 売却時に買い手が付きにくい
間取りが特殊になりやすく、一般的な住宅より売却が難しい傾向にあります。
将来の資産価値を重視する場合は注意が必要です。
2. 空室リスクがある
立地によっては空室が続き、住宅ローン返済と空室損の二重負担になる可能性があります。
賃貸需要のあるエリアかどうか、長期的な視点での検討が重要です。
3. 入居者トラブルの不安
賃貸経営では避けられない「入居者選び」。書面審査はできても限界があり、生活マナーの問題など不安要素もあります。
賃貸併用住宅を検討する際の注意点
賃貸併用住宅は「住まい」と「投資」の両面を持つため、以下の点を意識して検討しましょう。
・立地条件:将来的に空室リスクが少ないかどうか
・活用方法:空室時に子ども世帯に住んでもらうなど代替案があるか
・プライバシー:貸主と借主の生活空間がしっかり分離できるか
基本を押さえて計画しないと、大きなリスクにつながる可能性があります。
賃貸併用住宅を成功させる3つのポイント
賃貸併用住宅は、住宅ローンの活用や賃貸収入など多くのメリットがありますが、その反面、空室リスクや売却の難しさといったデメリットも存在します。
「立地・プラン・将来性」をしっかり見極めることが成功のポイントです。
無垢スタイルでは、土地探しから資金計画、入居者の暮らしを意識した設計まで、賃貸併用住宅のご相談をトータルでサポートしています。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。



