最低限必要な土地の「間口」ってどれくらい?~狭小地でも理想のマイホームは建てられる!

2025.07.21 Mon


こんにちは。
無垢スタイル建築設計の當間です。
今回は土地の『間口』についてのお話です。

土地の間口は最低どれくらい必要?

土地探しの中でも、意外と見落とされがちなポイントのひとつが「間口(まぐち)」です。
今回は、家づくりにおける間口の重要性や、最低限必要とされる間口寸法、そして間口が狭い土地の活用方法について、実例を交えて詳しく解説します。

そもそも「間口」とは?

「間口」とは、土地が道路に接している幅のこと。
家を建てる上で、この幅が狭すぎると、間取りや日当たり、動線計画に影響を及ぼします。

間口が広い土地のメリット

一般的に、間口が広い土地には以下のような利点があります。

  • ・間取りの自由度が高い(プランの選択肢が多い)
  • ・当たり・通風が良くなる(窓の配置がしやすい)
  • ・見た目のバランスが取りやすい(ファサードが整う)
  • こういった理由から、「間口が広い=良い土地」と考える方も多いのですが…

    広い間口にも意外なデメリットが…

    特に都市部や住宅密集地では、間口が広いことで以下のようなリスクが生じることもあります。

  • ・プライバシーの確保が難しい(道路から室内が見えやすい)
  • ・防犯性が下がることもある(侵入しやすくなる)
  • ・土地価格が高くなりやすい(面積が広くなるため)
  • 間口が広ければ「絶対に良い」とは言い切れないのが実情です。

    戸建住宅に必要な“間口の最低ライン”とは?

    では実際に、一戸建て住宅を建てるためには、最低どれくらいの間口が必要なのでしょうか?
    私の経験上、おおよそ「4.64m」がひとつの目安になります。

    ▼この数値の内訳(一般的なプラン想定)

  • ・6帖の部屋(短辺):2.73m
  • ・廊下部分:0.91m
  • ・隣地との空き:0.5m × 2=1.0m
  • ➡ 合計:4.64m
    この寸法があれば、プラン次第では十分に住宅を建てることが可能です。

    間口が狭い土地は狙い目かも?

    実はこの「4.64m前後」の間口の土地、不動産業者からは“建てにくい土地”として敬遠されやすく、坪単価も比較的抑えられる傾向にあります。
    そのため、

  • ・駅近で人気のエリア
  • ・土地・建物の総額が厳しい場合
  • などには、あえて“間口の狭い土地”を選ぶことで予算内に収まる可能性も出てきます。

    もちろん設計には工夫が必要ですが、無垢スタイルでは狭小地の実績も豊富ですので、安心してご相談ください。

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