設計の視点からの窓の効果的な暑さ対策
2022.07.08 Fri
こんにちは。
設計の佐藤です。
7月に入り、例年にも増して暑い日が続いていますね。
暑さが苦手な私は、先日の休日を利用して自宅の窓の暑さ対策を行いました。
私が行った対策のご紹介と合わせて、設計者の視点から窓の暑さ対策をご説明致します。
夏の日差し(熱)が一番家の中に入ってくる箇所。
それは、「窓」です。
その為効果的に暑さ対策をするのであれば、「窓回り」の対策が有効です。
1,方位別の窓の日射対策
熱を遮る一番の基本は、家の外で遮る事です。
暑さ対策として窓性能の向上や、室内のカーテンも効果はありますが、まずは日射を家に当てない(入れない)事が何よりも大切です。
当たり前の事ですが、重要なポイントです。
そして、夏の日射量が一番多い外壁面の方角はご存じでしょうか?
答えは「東西面」です。
日射量は外壁面に直角に近いほど多くなるためで、東西の光はほぼ直角に外壁面に当たるのに対し、南面は昼頃に日射量が多くなりますが、角度が付くので日射量は多くありません。
南面に対し、東西面は約2倍の日射量があります。
●南面の窓の日射対策
有効な方法としては、屋根(軒)を伸ばしたり、庇を伸ばすことが効果的です。
これは、住んでからは出来ないので建築時に計画する事が重要です。
後からできる対策としては、後付けの「オーニング(可動庇)」や「テラス屋根(ポリカーボネート製)」があります。
●東西面の窓の日射対策
建築時にできる対策としては、外付けルーバーが効果的です。
あとは、敷地に余裕があれば、樹木やへちまなどで遮ると、室内から見ても涼しくみえますね。
弊社大成LABOのコルシェソル展示場も外付け可動ルーバーが付いています。
住んでからできる対策としては、私が今回自宅で行った「よしず」や「すだれ」を使う方法です。
今までに無い画期的な内容ではなく申し訳ありません(汗)、しかし日本では昔から行われている対策で、やっぱりこれがコスト的にも一番です!
東側玄関に「よしず」を設置して、玄関ドアの半分が日陰になるようにしました。
西側窓には、「すだれ」を設置しました。
2,窓の断熱性能の向上
家をこれから造るにあたっては、窓の性能が高いサッシを選びましょう。
一般的には「アルミと樹脂の複合サッシ」が採用されてますが、少しコストアップになりますが「樹脂サッシ」や「木製サッシ」の方が断熱性能が高いです。
無垢スタイルでも、北欧ヴィレッジのリカスハウスやパウスハウスでは「樹脂サッシ」「木製サッシ」を使用しています。
これからの暑い夏を快適で健康に過ごすためには、家の暑さ対策が重要です。
是非、今回ご紹介した大成ラボ展示場や北欧ヴィレッジにお越しください。
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