花粉症には杉がおすすめ?
2023.03.29 Wed
こんにちは。建築コンサルティング部新築担当の岡部智之です。
北欧ヴィレッジの庭に、綺麗な早咲きの桜が咲きました。花見の季節とともに、花粉症の症状がある人は、もう少しの辛抱となります。
花粉症と言えば「杉」が代表選手のようなものですが、日本の木造建築においても、桧と並ぶ代表選手です。
杉は強度もあり、芯に近い部分は腐りにくく白蟻にも強いこともあり、柱や梁といった構造材にも使われます。
適度な硬さと粘りがあり、構造材以外の細かな下地材にも重宝される木材です。
また、鉋(かんな)で削ると、美しい木目が現れますので、天井材や枠材など、見た目を重視する仕上げ材にも使われます。
また、美しさと踏み心地、肌触りの良さで、床材としても人気があります。
それでいて、戦後の拡大造林期に大量に植林されたこともあり、豊富な蓄積量で価格も比較的安価に手に入れることができます。
日本の建築において、無くてはならないのが「杉」なのです。
しかし、花粉症が・・・。
「杉」の字を見たり「スギ」と聞いただけで、くしゃみが出てしまう人もいるとか。
そんな人にこそ、是非「杉」の床材や仕上げ材や構造材など、たくさん使っていただきたく、お薦めします。
「杉」に対しての拒絶反応があるかもしれませんが、材木からはもちろん花粉は出てきませんし、杉の良い香りを嗅いでも、問題ありません。
それどころか、「杉」を使うことで、日本の森にある杉の木を伐るところから始まりますので、花粉症の原因を元から断つことを、自ら行うことができます。
木は、若い木は花粉を多く出さず、樹齢が増すほど、木の本能でたくさんの花粉を出します。
また、最近では、花粉が少ない樹種も推奨されています。
ですので、杉を使えば使う分だけ、花粉症も楽になるわけです。
林野庁
https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/kafun/hinsyu.html
出典:花粉の少ない苗木を植えよう 林野庁
花粉症の皆さん!(そうでない人も!)、杉のお家を造ってはいかがでしょうか!
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