温故知新から学ぶ 第6章 ドレスデン(ドイツ)聖母教会の巻

2006.07.13 Thu

こんにちわ。おさむっくです。先日、深夜にTVをみているとドレスデンというドイツの教会の
番組の紹介がされていました。ドイツにも温故知新を発見しましたのでご紹介しますっ史記ネタはネタ収集中です。。。。
このドレスデンという土地は、61年前に英国に大空襲を受け、3万5千人の命が奪われ、美しい町並みや建造物がほとんど全てといっていいほど瓦礫と化しました。その中に、ドレスデンのシンボルともいえる聖母教会がありました。
戦争後もしばらくの間は、大空襲の悲劇の象徴的存在として崩れたままになっておりましたが、12年前の1994年についに復旧工事が始まりました。
その復旧工事というのが、瓦礫の中から、まだ使えそうなものを探し出し、それを使っての復旧でした。簡単に1行で終わらせてしまいましたが、もともとこの教会にはおよそ数十万~数百万の石のピースがつかわれていたということで、その中から使えそうなピースを約1万個のみ回収するというのは気の遠くなる話しです。
更に、気が遠くなると言えば、その使えそうな約1万個のピースが教会のどの部位に使われていたのかを調べる作業です。1994年ですから、パソコンの性能も以前に比べれば格段に良くなっていたとは言え、パソコン上で教会を3Dに表現しても、この1ピースが数十万~数百万の部位のどこにあてはまるのかを調べるのは容易なことではなく、世界一難しいパズルとも表現されていたようです。
そして復旧完成。完成した教会は真っ白に、、、というものではなく、所々に瓦礫から拾いだした黒ずんだピースが混じる教会でした。写真があれば良いのですが、、、、ありません。
真新しく、華麗な聖母教会を造ることも出来たにも関わらず、ドレスデンの人々は古きを忘れず、また、大空襲という悲劇を時代の流れに消されてしまわないようにしたわけです。
真新しい建物には、真新しい建物の良さがあり、そこに古きものを取り入れることでまた違った意味合いをもたせることができますね。一戸建ての建物でいうなら、形見や古材といったところでしょうか。
私には、白黒混じった外装の教会が、真新しい教会よりも優美さと荘厳さを備えた教会らしい教会に感じました。

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