吹き抜け空間が変わる手摺アレンジ
0202.12.24 Fri
こんにちは。
建築コンサルティング部の荒川です!
今回は、住まい空間の雰囲気を変化させる部分の一つ、手摺に着目してお話ししてみたいと思います。
吹き抜けと手すりの関係性
お家づくりの中で、吹き抜けを採用したいと考えられたことのある方も多いかと思いますが、、、
物価高騰の現代ですから、コンパクトな空間でも開放感を出したい…
でもスペースは有効活用したい、そんなお気持ちが交差している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あくまでも吹き抜けを設けた場合になりますが、こうしたお悩みには、吹き抜けの手摺のアレンジがオススメです。
手摺一つのアレンジ次第でもお部屋の印象を変化させることができるので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。
手摺の太さ
例えば、手摺の太さを細くすることで、シャープ感が強まりすっきりとした、清々しい印象を与えることができます。
同時に、開放感がプラスされ、採光性を損ないません。
近年、流行しているアイアンの手摺は加工がしやすく、様々な意匠を施すことができ、かつ強度を保った手摺にできるのが特徴です。
余談ですが、緩やかにカーブしたデザインにすることで自然と左右に視線が誘導され、人の目を惹きやすくなるともいわれています。
手すりの色
また、色も重要な要素の1つになってきます。
黒色の手摺りのようにスタイリッシュでかっこいい印象が似合う場合もあれば、白い手摺が温かみを演出してくれる場合もあります。
お家全体の色味との組み合わせも大切ですが、お家のテイスト・雰囲気によっては様々な選択肢があるのではないでしょうか〜!!
下の写真は弊社の施工事例です。
吹き抜けの安全性を高める工夫
そんな吹き抜けと手摺ですが、
小さなお子様がいらっしゃる場合には、やはり安全性の確保も重要になってきます。
理想のイメージを壊さず安全性を高めるために、アクリルまたはガラスの透明パネルがよく採用されます。
アクリルのものを使うメリットとしては、ガラスよりも透き通っていて、衝撃にも強い点が挙げられます。
透明にするだけでなく、半透明に加工できたり、破損時の破片の飛び散りが少なかったりするのも特徴です。
ただ、傷がつきやすい点がデメリットでもあります。
一方で、ガラスには硬くて傷がつきにくいというメリットがあります。また、熱にも強く劣化しにくいのも特徴です。
ただ、安全なものにするか割れにくい強化ガラスにする際は、コストがかかってしまいます。
お家づくりの中で、どの部分にこだわるかによってコストのかけ方も変わってくるので、
全体のプランと併せて検討いただくのをオススメします!
吹き抜けの安全性を高める工夫
ここまで、手摺のデザインや素材についてお話してきましたが、
手摺を設けるにあたって気をつけていただきたい点が、その高さです。
身長に対して高すぎると見た目のバランスが悪くなってしまう恐れがあり、
反対に低すぎるとつかみにくかったり、重心が前のめりになり落下の危険性を高めてしまったりします。
建築基準法では、一般住宅での落下の恐れがあるところへの手摺の設置や高さに関する規定がないため、見た目を重視し落下対策が疎かになりがちです。
一般的には、成人男性の腰よりも高い110cm程度が推奨されているので、参考にしていただけたら嬉しいです。
皆様のお家づくりがより素敵なものになりますように。。
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