壁内結露計算とは!?

2022.12.25 Sun

こんにちは。
建築コンサルティング部新築部門の濱中です。
 
本日は、お子様の待ちに待ったクリスマスですね!
今年ものこり5日となりましたが、クリスマスイブは御家族で、満喫されましたでしょうか?
 
12月に入り寒い日が続いておりますので、御家族の皆様お体をご自愛下さい。
 
本日は、最近住宅系のユーチューブなどで多く取り上げられている、壁内結露計算についてご紹介させていただきます。
 

皆様、壁内結露計算はご存知でしょうか?

最近では、ハウスメーカーの営業さんとトークで、「断熱材はセルロースファイバーを使っているから結露の心配はない」や「構造用合板はダイライトを使用しているから結露の心配はない」などよく耳にしますが、実際には建材の組み合わせによって、結露に強い建材を使っても、結露が起きる可能性は十分にあります。
なので、壁内結露計算を行い、建築予定地・壁の構造・石膏ボード・断熱材・透湿防水シートなどを元に、壁内で結露が発生するリスクを判定することが、可能になります。
 
ですが、壁内結露計算を参考にする上で、注意するべきポイントを、2つご紹介させていただきます。
 

①結露計算はあくまで定常計算

結露計算は定常計算といって、室内外の温度・湿度が一定で均一している状態を、仮定して計算をしています。もちろん現実は温度・湿度が一定ということはなく、壁の内部も変化するものです。
例えば、冬場の木材が乾燥している時期でしたら、少量の結露は吸収することができますし、いくら良い建材を使って、結露の心配のない建築をしていても、20年後30年後に断熱材がずり落ちて、断熱欠損している部分から、壁内結露を起こすこともあります。
ですので、計算と併せて素材の特性や耐久性の検討も重要になります。
 

 

②隙間・気流が考慮されていない

この問題は断熱性能を表すUA値やQ値が、理論値で実測値ではない問題と良く似ていますが、結露計算では、隙間や壁内気流の影響が一切考慮されていません。
防湿シートの重要性など、ネット記事でよく目にしますが、隙間なく施工ができていなければ、防湿シートがない状態に等しいため、建材検討と併せて現場の施工が重要になります。隙間を表す気密性を確りと高めることで、室内から壁内への気流も起こりにくくすることにつながります。
 

 
最後にまとめさせていただくと、壁内結露対策を検討する上では、気密性・気流止めが大前提で、これら前提をクリアしてこそ壁内結露計算の能力が発揮されます。
 
ですので、弊社では全棟で気密測定を行っておりますし、壁内結露計算も無料で実施しております。
 
その他にも、自然素材を使った健康・安心・快適な家造りを行っておりますので、ぜひ一度モデルハウスで、実際の建物を体感して頂ければと思います。
 
ご来場お待ちしております。
 
 

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