『大事なものは、たいてい面倒くさい』宮崎駿さんの言葉
2023.08.29 Tue
こんにちは。建築コンサルティング部の岡部智之です。
先日妻と久しぶりに映画を見に行きました。
宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」です。
まだ見てない人のために、ネタバレはいたしませんが、スクリーンに引き込まれていきそうな、風や匂いも感じられるような、ある意味実写よりもリアルな絵の美しさに感動しました。
特にですが、住宅屋の本性というか、建物の描写がとても緻密で美しいところに、感心してしまいました。
出典:君たちはどう生きるか(2023)|スタジオジブリ
『大事なものは、たいてい面倒くさい』
これは、宮崎駿さんが常々言っている言葉です。
もちろん、面倒くさいから途中で投げ出したり、手を抜いたりしないからこその名言なのですが、仕事のことでも、食べ物のことでも、なんでも当てはまるのではないかと思います。
面倒くさい、言い換えると【手間暇をかけている】ことになるかと思います。
【手間暇をかける】を辞書で調べると、下記のように出てきます。
時間をかけ、労力・技能も十分に費やし、丹念に制作・作成する、という様子を表現する言い回し。「手間」は労力、「ひま」は時間を指すと捉えられる。
何事においても、「手間暇をかけて」行った方が良いことと、「効率的に」行った方が良いことがあると思います。
ご飯を食べるにしても、コンビニ弁当や冷凍食品は、手軽においしいものが食べられて「効率的」ですし、鰹節を削るところから出汁をとり、手作り味噌を使う味噌汁みたいに「手間暇をかける」食事もあります。
どちらが良くて、どちらが良くないということは無く、その時々の状況に応じて、どちらが良いのか決まってきます。
それは住宅でも。
2つの意味で「手間暇をかける」家づくりが大切だと思います。
一つは、耐震性・断熱性・気密性、そして高耐久で、なおかつ美しい仕上げのために、目に見えるところも、壁の中で見えないところも、きちんと手間暇をかけて作ること。
もう一つは、間取りやデザインや設えなど、自分好みの家づくりをすること。
性能面で効率や過度に価格を重視すると、当然建物の性能や品質に影響を与えます。
一つ一つの材料、一つ一つのマニュアル、一人一人の職人、品質管理の体制など、全てにおいて手間暇を惜しんではいけないのが、本当の家づくりです。
間取りやデザインについても、こだわることができるのが注文住宅の良いところです。
効率だけ求めて、建売や賃貸でも暮らすことはできますが、それ以上の「成し遂げたいこと・夢」のために注文住宅を求める方が大半だと思います。
注文住宅をつくるうえで、本当にいい家をつくろうと思うと、相当手間暇がかかります。
しかし、人生に一度の機会ですので、「手間暇をかけて」つくる、言い換えれば面倒くさいことをしてでも家づくりをすることは、最も幸せな瞬間だと思います。
注文住宅は家族のこれからの生活・人生をつくるもの
注文住宅は、建築物と言う「ハコ」をただつくるのではなく、新しくそこに住む家族のこれからの生活・人生をつくるものだと思います。
その思いに寄り添ってお手伝いさせて頂いているのが、私たち建築コンサルですので、お気軽にご相談ください。
住まいが完成するまでには、数多くの人との関わり合いや知識・経験・技術が存在します。住まいを「カタチづくる」までには、ひとつひとつの仕事を高いクオリティーで完結させなければなりません。その為には、レベルの高い品質管理が求められます。無垢スタイルは、職人たちとひとつの”プロジェクトチーム”となり、一棟一棟丹精こめて創りあげていきます。その中で、常に施工マニュアルをより良いものにし、日々進化していくからこそ基本性能やクオリティーを向上させる事が出来るのです。
品質管理
無垢スタイルの7つのコンセプト
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