アートな街に潜入！～秋の建築トリップ編～

2023.09.29 Fri

こんにちは！
建築コンサルティング部の荒川です。

お彼岸が過ぎたと同時に、朝晩が少しヒヤッとし始めたような気がします。
季節の変わり目、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

さて、今回は秋の建築トリップ編！と題しまして、先日、訪れた建築物について少しお話したいと思います！　

場所はというと、群馬県前橋市の、9つの商店街から成る「前橋中心商店街」のほぼ真ん中にある、居住スペース（マンション）とギャラリー、飲食店で構成された「まえばしガレリア」というユニークな複合施設です！
前橋中心商店街とは、大正時代から映画館があったところで、市民が集まる場所だったようです。その後スーパーの長崎屋ができ撤退した跡地で、9つの商店街にちなんで「Qのひろば」とも呼ばれていたそう。
設計を手がけたのは、建築家の平田晃久さんが主宰する平田晃久建築設計事務所です。
平田さんは同じく群馬県にある太田市美術館図書館も手がけていらっしゃいます！ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まず目を引くのは、この複雑に共存する個室の配置。
自然と中央の地上広場に引き寄せられてしまいます！
建物としては地上4階建てで、1階がギャラリースペースとこれからレストランが入る予定となっているようです。そして2～4階は全26戸の分譲マンションになっているそう。
1階部分が上下左右抜けているので、まるで宙に浮いたツリーハウスのようですね。
まだうっすらでしたが、外壁にはグリーンカーテンが採用されていて、各住戸から緑を感じられます。

延べ面積は約2000㎡で、構造は鉄骨造となっています。
また、居住部分(立ち入り不可)のほうですが、構成としてはワンルーム、ロフト、メゾネットの3タイプがあるようで、テラスを含めた各専用面積は約51～90㎡、坪数に変換すると約16坪～27坪といったところでしょうか。

建物裏手にまわると少し、居住スペースが覗けるような配置になっています。

アートに囲まれた暮らし、というところで、外観だけではなく、室内にアートを取り入れると、自然と空間がオシャレに見えたり気分をあげてくれる効果もあったりなんて話を聞いたことがあります。
お部屋の中に好きなアート(絵画など)を一つ取り入れて生まれる小さな満足感を定期的に繰り返していたら、マイホームへの愛着もより長く続いていくと思います。

これからお家づくりを検討中の方も、マイホームをお持ちの方も、この記事が少しでも何かのキッカケになったら嬉しいです。