防災グッズはどこに置く?目的別防災セットの収納場所
2019.10.04 Fri
こんにちは!
無垢スタイル建築設計 コンサルティング部新築部門の赤羽です。
先月は、大雨や雷、台風といった気象現象による被害が目立ちました。
洪水による冠水や、台風での倒木・停電と様々な被害がニュースで報じられました。
日本は地震大国であり、自然災害というくくりで見ますととりわけ地震や津波が大きく取り沙汰されることが多いですが、それに加えて近年では台風や大雨での冠水や浸水の被害も多数発生しています。
家づくりの際には、主に地震対策としての「耐震・制震」性能を重視する方が多いです。
もちろん、地震対策も家造りの大切なポイントでありますが、自然災害はそれだけではありません。
『万が一』のことがあった際に「命」を守る備えをすることが重要です。
家づくりの際には使い勝手を重視した動線・現在の持ち物の量から考慮した収納計画などを進めていくと思います。
「物が少ないほうだし今の住まいの収納で充分足りているから新しいお家でもそんなに多くの収納はいらない、、、」
とお考えの方、ちょっとお待ちください!
災害時に必要不可欠な防災グッズの収納場所はあらかじめ造るようにしていただくと万が一の際に安心です。
そんな防災グッズには「1軍」と「2軍」があります。
すぐ持ち出すことができる1軍防災セット
「1軍防災セット」は災害時すぐに非難ができるよう、“起きてすぐに取り出せる” “家を出る時にすぐに取り出せる” ように寝室のクローゼット内や玄関収納付近に常備しましょう。
寝室のクローゼット上に防災グッズを入れたリュックを1番手前に置きすぐに背負って非難できるようにします。
玄関には通常時は靴を履く際に腰掛ける用のスツールとして使用でき、万が一の際には、フタを開けると中身が収納になっているのでそのまま持ち運びが可能な缶スツールを設置しておけばインテリアとしても有効です♪
中長期の備蓄のための2軍防災セット
「2軍防災セット」は一時帰宅の際やライフラインが途絶えた自宅で生活をする場合に必要になってきます。
おおよそ3日~1週間分の備えがあると安心できます。
2軍の防災セットは各使用場所にそれぞれ細かく準備をしておくと使いやすいです。
食品庫(パントリー)には非常時の飲料水を確保できる大きいスペースを下段に設けましょう。
食品は、ザ・非常食というカンパンなどではなく、レトルトのものや賞味期限の長いものを常に保管しておき、いつでも非常食にできる状態を保ちましょう。
そのためには賞味期限ごとにストックを分類して保管し、災害がなかった場合は賞味期限に応じて食べきり、再度新しいものを追加できるようにしておきます。
トイレの凝固剤やトイレットペーパーも非常時用のものを収納できるスペースをあらかじめ確保しておくと安心です。
2軍のかさばる防災グッズたちは「無印良品」さんの「頑丈収納ボックス」を活用されている方が多いようです。
いざというときにはベンチにもなる頑丈収納ボックスに水や電池・車用電気ケトルやブランケットを常備しておき、玄関横のシューズインクローゼットや階段下収納などを活かして保管場所をつくっておくといいですね!
このように地震以外の自然災害にも備え、防災グッズの保管場所も考慮した収納計画でより「安全で安心で健康」な家づくりになるといえます。
是非ご参考にしてみてください。
ちなみに無垢スタイルでは社会貢献活動の一環として、万が一の災害時に一時避難場所として無垢スタイルのスペースを地域の皆様に利用していただけるように、非常用電池の備蓄や400回分もの非常用トイレを常備しております。
ご自宅での備えがあることが一番ですが、万が一の際には『地域の防災ステーション』無垢スタイルをご活用ください。
無垢スタイルの「耐震・制震設計」
無垢スタイルは、全棟安心して永く住んでいただくため「構造計算」により、耐震性・耐久性・安全性を確保し、木造の本当の強さを実現しております。
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