高温多湿な地域での木造の家

2023.06.23 Fri

こんにちは!
 
コンサルティング部新築部門の小松です。
 
雨が多い梅雨がやって参りました。
 
近年では梅雨の梅雨前線と合わせて、台風が発生することで起きる線状降水帯の影響で、いつにもまして大雨になってしまっておりますが、皆様も身の危険を感じた際には早めに安全な場所へ避難して頂ければと思います!
 
さて、この梅雨の時期、どこにいてもじめじめとして不快に思われることが多いのではないでしょうか。
 
こんな時期でも家にいるときくらいは快適に過ごしたい!と思う方のために、今回は高温多湿な地域での木造の家にフォーカスして家づくりの時にどのような工夫が必要か代表的なものを4つ書かせて頂きます。
 

家づくりの時にどのような工夫が必要か

① 適切な断熱材の使用

断熱材は壁の中です。住んでからでは壁の中でどんな風に経年変化をしているかが、一目でわかりません。
そのため、他部材と併せて、結露計算を行っておくことを大切です。
※結露計算とは:建物の断熱性能や気密性能、室内外の温度差、湿度などの条件を考慮して、結露が発生する可能性を予測する計算
 

② 適切な換気システムの導入

高温多湿な地域では、室内に湿気がこもりやすいため、適切な換気システムを導入することも大切です。換気システムを導入することで、室内の空気を循環させ、湿気や不快な臭いを排出することができます。
 

③ 外壁や屋根の遮熱・遮蔽材の使用

高温多湿な地域では、夏場に外壁や屋根が熱くなりやすいため、遮熱・遮蔽材を使用することが有効です。遮熱・遮蔽材を使用することで、外からの熱を遮断し、室内の温度上昇を抑えることができます。
 

④ 適切な湿度管理

高温多湿な地域では、室内の湿度管理も重要です。湿度が高すぎる場合にはカビやダニの発生リスクが高まるため、適切な湿度管理が必要です。木材には自然な調湿効果があるため、木造の家を建てることで自然な湿度管理も期待できます。
 
また、木材の種類によっても、高温多湿な地域に適した種類があります。例えば、ヒノキやクリ、杉などは高い耐久性を持ち、高温多湿な地域でも適しています。
 
確りと家づくりの際には、使う部材選定から、建てる前にしっかりと計算をしておくと、後々に梅雨の時期も快適に過ごすことができるお家となります。
 

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