『断熱性能』をよくする目的とは!
2023.10.26 Thu
こんにちは。
無垢スタイル建築設計の岡部智之です。
実は私、履歴書に書けない特技があります。
それは『魚を上手に食べること!』です。
秋は秋刀魚の季節です。
数年前までは、1尾100円~150円で新鮮でおいしい秋刀魚が食べられましたが、今は簡単に手が出ない価格になってしまいました。
以前はシーズンに週1回は秋刀魚を食べていましたが、今はシーズンに1~2回のご馳走になってしまい残念です。
今年は特にそうですが、暑い夏が長く続き、秋が短くなってきた気候変動の影響が、私の大好物まで影響をしているのでしょうか・・・。
秋や春の時期は、窓を開けて心地よい風を家の中に入れて過ごしたい
その短くなったと感じる秋や春の時期は、窓を開けて心地よい風を家の中に入れて過ごしたいですよね。
一方夏は窓を開けても40度の湿った熱風が入りますし、冬は暖房を必要とする時期が長いのが埼玉の気候の特徴です。
11月になると暖房が無いと寒さを感じ、3月下旬までの約4~5ケ月は暖房を必要として、その間は「窓を開け放つ」ことは無いかと思います。
また、最近は早めに高温多湿の梅雨が始まりますので5月下旬から9月頃までの間は、熱中症のリスクを回避するためにも冷房は不可欠です。
ですので、1年の半分以上の間は冷暖房をつけての暮らしになるわけです。
快適で光熱費節約の暮らしのできる家づくり
そこで、重要になるのが、窓を開けられない時期を、快適で光熱費節約の暮らしのできる家づくりをすることです。
“夏涼しく冬暖かい家”そんな住まいの基本は断熱と気密にあります。
「断熱や気密を高める」というと、自然・環境・健康とそれらのテーマと対峙するかのように思われますが、それは大きな誤解です。
自然の風や光、熱を取り込み、それらを最大限に活かすには、まずは断熱計画・気密計画がしっかりできていることが重要であり、「断熱」と「気密」は一体となります。
高気密・高断熱の注文住宅では、暖冷房による消費エネルギーの削減となり、環境にも家計にも優しい省エネ住宅になります。
しかしながら、「性能」を重視していくと、陥りやすい間違いがあります。
それは、『性能を高めること』が目的になってしまい、『快適に心豊かに暮らす』観点が忘れられてしまうことです。
断熱性能をこだわっていくと、サッシや断熱材などを高機能化しどうしてもコストアップにつながります。
その結果、コストを下げるために、例えば必要な窓まで極端に減らした家にしたり、例えば床材を安価なシート張りのフローリングにするなど、『快適に心豊かに暮らす』観点から大分離れた家づくりになってしまう危険があります。
性能をよくすることが家づくりの目的ではなく、快適に心豊かに暮らすことが目的であり、性能はそのための手段であります。
高いレベルの断熱・気密性能は当然のこと。
そのためには、断熱材やサッシなどの『部材』にこだわるのは当然で、『立地条件』、『設計手法』、『断熱と防湿のきちんとした理論』『気密・換気の意味と効果』『床や壁など内装の素材』『きちんとした施工技術と現場管理』のどれが欠けても、いい家にはなりません。
目的を見失わずに、全てのバランスが大切になります。
無垢スタイルは高断熱・高気密である住宅であることを証明するため全棟検査を行ったうえでお引き渡しいたします。
無垢スタイルの高気密・高断熱住宅
夏涼しく冬暖かい高気密・高断熱の設計!
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