地盤の調べ方〜地盤調査編と改良編〜
2016.06.26 Sun
こんにちは、無垢スタイル 新築営業部の斉藤です。
前回に引き続き、地盤についてお伝えしたいと思います。
~地盤調査編~
地盤調査の方法について前回書かせていただきましたが
土地を決める前やおおよその状態を調べるための事前調査は
あくまでも予測にすぎません。
正確に判断するためには、地盤調査を行う必要があります。
私たちの地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験という方法をとっております
通称SS試験と呼ばれる方法で
金属のスクリュー式のロッドと呼ばれる棒を回転させながら地面に入れていきます。
その回転数と”入れにくさ”で地盤の強度を試験していきます。
同時にサンプリングといって深さごとの土質もみれるので
より正確なデータをとることができます。
その結果によって地盤改良が必要かどうか?
必要であればどんな改良方法がいいのか?がわかります。
改良方法によっても金額が何十万も変わってきます。
ですので弊社ではあらかじめ資金計画に地盤改良費を入れておきます。
最大かかってもこのくらいという金額を入れておきますので
後から追加料金の不安を抱えないで家づくりの計画をすすめることができます。
では、次に改良の方法について書かせていただきます。
~改良編~
地盤調査によって地盤改良が必要かどうかがわかり
どんな改良方法をすればいいかという判定がでるとお伝えいたしました。
では、主な改良方法はどんなものがあるかというと
①改良無→べた基礎
②表層改良
③柱状改良
④杭工事
上記4つが主になります。下に行くほど金額も上がっていきます。
①改良無→べた基礎が一番いい状態です。
通常の弊社の基礎工事であるべた基礎で十分耐えられる地盤ですので
かかる見込みの地盤改良費がそっくり浮くかたちとなります。
②表層改良が地盤改良の中でもっとも多い工事です。
地面から2mほどの深さまでが軟弱で、砂利などで地盤を固める方法が多いです。
費用も40万~60万円程のイメージです。
③柱状改良は深さ8mほどの軟弱地盤に対応します。
柱状のセメントを現場で施工し、家の下に何十本も打つ工事となります。
費用も50万~100万程度をみておいた方がよさそうです。
④杭工事は深さ20mまでの軟弱地盤に対応します。
主にビルや大型建築物で工事することが多いです。
住宅だとコンクリート造や鉄骨造の重い住宅でする場合があります。
埋立地や液状化地域などの相当地盤が弱い場合でやることが多いですが
費用も100万以上はかかりますので注意が必要です。
構造も大事ですが、地盤も注意が必要だとわかっていただければ幸いです。
私たち無垢スタイルではお土地から建物の建築まで行っておりますので、
土地の事前調査をしっかりと行い、問題のない土地で家を建てる事ができます。
もし、土地でお悩みのことがございましたら
お気軽に無垢スタイルにご相談していただければと思います。