備えあれば患いなし 地震対策について

2024.08.17 Sat

みなさんこんにちは。
建築コンサルティング部の河原崎です。
 
暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
この前ニュースで京都の気温がエジプトを超えたと報道しており大変驚きました。
酷暑という言葉が似合う今年の夏ですが、今後更に気温が上昇していくそうで地球温暖化を肌で感じます。
 

地震への備え

また気温以外にも懸念されるのが地震です。
8月上旬に南海トラフの前兆ともいえる地震が発生いたしました。
南海トラフが発生すると太平洋側を中心に非常に大きな被害が出ると予想されております。
 
そもそも皆さんは「南海トラフ大地震」をご存知でしょうか。
日本列島が位置する大陸プレートの下に海洋プレートのフィリピン海プレートが南側から年間数センチ沈み込んでいる南海トラフというエリアが震源となり発生が予想される大地震の名称で、過去にない規模の地震になる可能性が懸念されております。
 
これらの災害に備えて非常食を準備したり、避難経路を確保したりと事前に対策が必要な項目は多いですが、建物もその中の一つだという認識を持つことが重要です。
 

 

耐震等級とは

現在日本では建物の地震に対する強さを示す指標として耐震等級を設定しております。
耐震等級1は、建築基準法の耐震性能を満たすギリギリの水準で、震度5程度であれば住宅の損傷は防げるとの想定がされております。
 
耐震等級2は、耐震等級1と比較すると1.25倍の強さがあります。
最近よく耳にする「長期優良住宅」は、この等級以上が必須条件となります。
 
耐震等級3は、等級1の1.5倍の強さがあり、現在日本が定めている基準の中では最も地震に強いです。
地震を受けてもダメージが少ないため地震後でも住み続けられ、余震が来ても比較的安全とされております。
 
しかし建築基準法における耐震基準は、1950年の制定(旧耐震基準)以降、大きな地震に見舞われるたびに見直され、改正されてきました。
つまり、今後南海トラフのような大規模の地震が発生した場合、また改正されることが予想されます。
そのため、現行の耐震等級3を取得しているからと言って、安全ではないという認識を持つことが大切です。
 

より安全な住まい環境を実現するには

ではどのようにすれば、より安全な住まい環境を実現できるのでしょうか。
いくつか考え方がありますが、その中の一つが「制震」を取り入れることです。
 
耐震等級3は今や当たり前ですので、プラスアルファで制震ダンパーなどを取り入れ、耐震+制震で対策する方法は効果的と言えます。
制震は、いざ地震が起きた時その運動エネルギーを熱に変換し、建物の揺れを抑える性能があります。
これにより、建物の倒壊確率を下げることができるのです。
 

制震ダンパーを標準搭載!


 
無垢スタイルの住宅ではこの制震ダンパーを標準搭載しております。
その他にも地震やその他の災害を想定し独自の対策を数多く講じておりますが、詳細はぜひお問合せ下さい。
細かく、丁寧にご説明をさせていただきます。
 
無垢スタイルは高性能で安心、安全、快適な自然素材住宅を提供しております。
皆様からのお問合せ、心よりお待ちしております。
 
耐震・制震設計
 
 

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