お庭計画で重要になる「シンボルツリー」の選び方

2021.05.17 Mon

こんにちは。設計室の吉崎です。
お庭の計画をする際重要になる、樹木の種類や性質について少しお話しさせて頂きます。
 
樹木は大きく分けると、落葉樹(らくようじゅ)と常緑樹(じょうりょくじゅ)に分類されます。
落葉樹と常緑樹の違い、それぞれのメリット、デメリット、シンボルツリーを選ぶ際のポイントについてご説明させて頂きます。
 

落葉樹

落葉樹とは、冬に全ての葉を落とし、春になると新しい葉を出す樹木のことをいいます。
葉の色や枝振りがやわらかな雰囲気のものが多く、1本で存在感を出したい時に適しています。
 
晩秋から落葉を始め、冬には枝だけになり、春先には下草に日光を与え、落とした葉は下草の栄養分となります。
幹が1本の「1本立ち」と、複数の幹が根元から分かれて出ている「株立ち」があります。
 
【代表的な樹木】
ハンノキ・アオダモ・エゴノキ・スモークツリー・ヒメシャラ
 
【メリット】
 ・紅葉が美しい
 ・足元の下草が育つので自然さを演出できる
 ・芽吹きから落葉まで、移りゆく季節を体感できる
 ・花が美しく楽しめる種類が多い
 
【デメリット】
 ・葉が落ちるので掃除が大変
 ・冬の彩りが失われる
 ・夏の暑さ乾燥に弱い種類が多い
 
 

常緑樹

常緑樹とは、冬に葉を落とさず一年中緑の葉を茂らせる樹木のことをいいます。
葉が厚めで、一年を通じて葉を落とさない、どっしりとした重厚感がある木が多いです。
 
目隠しとして使うこともできます。
一年中葉が多い茂り、鑑賞には良いですが、庭の場合下草が育ちにくい面もあります。
 
【代表的な樹木】
シマトネリコ・オリーブ・ハイノキ・常緑ヤマボウシ
 
【メリット】
 ・常に葉があるので目隠しとして最適
 ・葉を一度に落とさないので掃除が楽
 ・暑さ・乾燥に強い植物が多い
 ・生長が比較的ゆっくり
 
【デメリット】
 ・葉の色が濃く厚みもあるため重い印象
 ・下草に日があたらないため下草が育ちにくい
 ・やや寒さに弱い
 
 

シンボルツリーを選ぶ際のポイント

シンボルツリーとは、お家のシンボル的存在であり、家全体が華やかに見え、家族とともに成長していく木が住まいの象徴にもなります
 
そんなシンボルツリーですが、落葉樹と常緑樹、どちらが適しているのか?
実はこれには正解はなく、植える場所、環境によっても変わってきます。
 
落葉樹は少し日陰の涼しい場所に、常緑樹は日当たりの良い暖かい場所に適していると言われています。
自分の住んでいる地域の気候や環境にあっているかを知ることも大切です。
 
また、目隠しに使いたい等の目的や、花が咲くか実がなるのかなども選ぶポイントになってきます。
せっかく植えたシンボルツリーが枯れてしまっては、悲しいですよね。
 
 
最後に、我が家の2本のシンボルツリーをご紹介します。
玄関先のシンボルツリーは、ツリバナ(落葉樹)です。
 
完成時(12月)はこんな感じでしたが

 
最近、初めて花と実がなりました。
秋になると紅葉が楽しめます。

 
中庭のシンボルツリーは、シマトネリコ(常緑樹)です。
隣家からの目隠しの目的もありこの樹種を選定しました。
家のどこからでも見えるこの木が我が家のシンボルになっています。

 
私の部屋からもこんな感じで見えます。

 
落ち葉拾いは、ちょっと大変ですが、 愛着を持って育てています。
 

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