土地の見極め方 ~昔の地形を見る~

2023.06.18 Sun

こんにちは、コンサルティング部新築部門の大林です。
 
注文住宅を建てる場合、土地がない方はまず土地探し、土地選びからスタートになります。
弊社にお問い合わせをいただくお客様でも土地購入からのご計画の方が多いです。
 

 
家づくりというのは、何度も経験している方は少なく、ほとんどの方が初めての経験になります。
土地がない方は土地購入からとなりますが、これも初めての経験で、どのように進めて良いのか、なかなか難しいと感じる方が多いのではないかと思います。
 
弊社では、不動産のノウハウを活かしながら、不動産業者としての土地購入のお手伝いではなく、建築のプロとして、家を建てるために適切な土地購入のサポートをさせていただいております。
 
そのような観点で、いろいろなノウハウがあるのですが、今回は、土地を見極める方法を一つご紹介させていただきます。
 
土地の良し悪しというのは、どのような家を建てて、どのような住環境を求めているのかによって変わってくるので、買う方によって判断が変わってきます。
 
ただ、どの方にも当てはまる判断基準の一つとして、地盤の良し悪し、というのがあります。
 
地盤の良し悪しを判断するには、最終的には地盤調査をする必要がありますが、地盤調査というのは、一般的に土地を購入(契約)してからでないとできないため、地盤調査をしてから土地を購入するということはできません。
 

地盤の良し悪しの傾向について

そのため、土地購入の判断をする前に、地盤の良し悪しの傾向を見る必要があります。
 
方法はいくつかあります。
① 標高を確認する
② 地盤調査の近隣データで傾向を見る
③ 道路、電柱、周辺の建物など、割れやゆがみ、傾きなどの傾向を見る
④ 近隣住民に昔の地形を聞く
⑤ 周辺の地形によって元の地形を想定する
⑥ 昔の地形図を確認する

昔の地形図を確認する方法

今回は⑥の、昔の地形図を確認する方法をご紹介します。
明治時代の地形図と今の地形図を照らし合わせ、昔どのような地形だったかを確認できる便利なサイトがあります。
https://habs.rad.naro.go.jp/compare.html
出典:比較地図|歴史的農業環境閲覧システム|農研機構農業環境研究部門
 
畑、田んぼ、雑木林、居住地、川、池など、大体の地形が分かります。
川の経路が変わっていることや、池のようになっていた場所を埋め立てて住宅地になっている場所もあり、局部的に液状化などの被害が起きやすくなっている場合もあります。
 
今回ご紹介したのは土地の見極め方の一例ですが、このように、土地の良し悪しを見極める方法はいろいろありますので、土地購入からお考えの方はぜひ一度ご相談ください。
 
 

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