あっちのドームとこっちのドーム

2023.07.14 Fri

こんにちは、設計室の中野です。

今日は小旅行のおはなしです。

先日、長野に行く用事があり、以前から気になっていた建物に寄ってみました。
それがここです！

一見『なんだこれ！？』な写真ですよね💦

ちょっと外に出てみますね。

外観はこんな感じでドーム型の建物です。

もう少し寄ってみるとこんな感じで・・・

子どもの頃の実家にあった「アルミ製のゼリー型」にしか見えません（笑）

しかし、その中はもちろんゼリーじゃなくてこの通り！

巨大なドームには野球のグラウンドが丸々入ってます！
・・・ということは直径は100ｍ前後？と巨大です！
しかもこの高くて大きな屋根を支えるのは『木』なのです。

ちょっとその木製の梁の部分を拡大してみると・・・

木で支えられていることはよくわかりますが、構造力学的には私にはいまいちわかりません💦

この建物、1993年信州博覧会のメイン会場として建設されて今に至るそうです。

そしてこの特徴的な屋根の構造材（梁材）には信州産のカラマツを、屋根面の細い部材の垂木（たるき）には杉の間伐材も使用されています。
この当時から、「木」を鉄やコンクリートに次ぐ構造部材として、また地産地消の取り組みとしても利用されていたことに驚きます。
建物の名前は『やまびこドーム』といって野球やサッカー等スポーツはもちろん、音楽イベントや中古車セールにも使用されるそうです。

完成してから30年になるこの建物、木の強さや耐久性の高さがよくわかりますね。

ちなみに熊谷にも巨大ドームがあるのをご存知でしょうか？

その名も『彩の国くまがやドーム』と、なぜか張り合う！？

灼熱の熊谷で溶けかけたソフトクリーム？の様なこの建物も巨大なドーム建築です。

内部はこんな感じで、こちらは鉄の梁で支えられていますね。

今日はやや高い（外よりはもちろん涼しい）室温の中で、やや年齢も高い？方々がゲートボールらしきスポーツをしていました。
室内とはいえ熱中症には気をつけていただきたいところですねぇ。

みなさまにつきましては、リビングと一体になったプライベート空間の中庭もある熊谷展示場「HORIZON」で涼んでいただければ幸いです。
ご来場、心よりお待ちしております。