和に溶け込む素敵な洋館
2024.06.30 Sun
こんにちは。
無垢スタイル建築設計の岡部智之です。
5月に29年ぶりに、京都に行ってきました!
社会人になってすぐの夏に、まだ結婚をする前の妻と、初めての遠出をした思い出の地です。
当時は想像つきませんでしたが、無事に結婚をし、子供たちも成人をし、またこうして2人で同じ場所を旅行ができて、感慨深かったです。
大人の2人旅ですので、行きたいところを、行きたいままに、じっくりと見て回りました。
外国人観光客の多さに驚きましたが、街をただぶらぶらとしているだけで楽しいのが京都だと、改めて知ることができました。
大丸ヴィラへ
旅行2日目に上賀茂神社を参拝し、その後バスで二条城近くの町家を改装したカフェで昼食を取り、二条城の拝観後、街歩きをしながら京都御所を訪れました。
見渡すと、町家の建築や神社仏閣が目に入る京都ですが、京都御所の南西側に、すごく素敵な洋館があります。
それは『大丸ヴィラ』です。
市の観光案内ホームページには、下記の説明があります。
出典:上京区の史蹟百選/大丸ヴィラ|京都市上京区
地下鉄の丸太町駅を北へ上がると、イギリス風の洋館があります。駅の出入口もその塀のデザインと合わせています。この洋館は大丸百貨店店主の下村家が居宅として昭和7年にヴォーリズ建築事務所の設計、清水組の施工によって建てられました。
当時、日本化して行く洋館の中で、イギリスのチューダー様式でまとめられていますところから中道軒(ちゅうどうけん)と名づけられました。急勾配の瓦屋根に煉瓦積の煙突を付け、鉄筋コンクリート造でありながら妻面には太い柱型を見せたハーフティンバー(半木造)によって変化に富んだ外観となっています。
室内にはヴォーリズの計画になるアメリカのキッチンジャー社の家具が残されており、ともに京都市登録有形文化財になっています。
一般公開はされておらず、大通り越しに写真を2枚残して京都御所へ向かいました。ホームページで写真を見たことはありましたが、道路越しに実際に見た大丸ヴィラは、京都の街にも溶け込む素敵な洋館でした。
作り物の洋館ではなく、デザインと素材の良さが、京都に溶け込む素敵な雰囲気を醸し出しているのだと思います。
大丸ヴィラは年に数回建築ツアーが行われた時だけ中を見ることができるので、今度はその時を狙って京都を旅したく思います。
印象に残る建物と言えば・・・
大丸ヴィラも素敵な建物だったのですが、一目見ると忘れられない建物があります。それは、「グリーンアンドハウス」です。
グリーンアンドハウスは、独自のモルタル造形とエイジング加工技術で東京都・埼玉県・群馬県での輸入住宅・注文住宅・店舗を建築しています。
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グリーンアンドハウス
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