建築探訪「狭山の森 礼拝堂」
2024.10.25 Fri
こんにちは無垢スタイル建築設計の藤川と申します。
いつもありがとうございます。
狭山の森礼拝堂へ
先日、急に思い立って所沢市にある狭山の森礼拝堂に行って参りました。
狭山湖と多摩湖の間の陸地に立つ狭山の森礼拝堂は、日本を代表する有名な建築家であるNAP建築設計事務所の中村拓志さんが設計しました。
そんな前情報もあったため前々から興味を持ってました。
この建築の特徴は、2本の柱をお互い立て掛け合う扠首(さす)構造によって合掌形式になってます。
ここは礼拝堂で訪れる人が霊園に眠る故人に手を合わせて祈りを捧げる場所です。
そんな人々の姿と一体感を持たせるために建物も手を合わせるような造りになっております。
外壁にはアルミ鋳物が使われており、職人が手曲げで加工できる限界の厚みのモノを使用しています。
手曲げだからこそ、一枚一枚異なった表情をしていて職人の想いがこもっているように感じられます。
実際に行ってみると、とても静かな場所で訪れる人の心を落ち着かせるような雰囲気が漂っています。
自然が多い敷地に邪魔することなく見事に建物がマッチしています。
中からは町を見下ろせるような設計になっており、少し非現実的な空間になっております。
私が行った日はちょうど休館日で中に入る事が出来ませんでしたが、外からでも十分雰囲気を味わうことが出来ました。
色々な建築物を見て、建築家の考え方に触れることが新しいご提案につながる
狭山の森礼拝堂を建築された中村拓志さんは、その地域の風土や敷地の形や自然、そこに住む人々の生活や気持ちに寄り添う設計をモットーとしている方です。
私はこの方の作る建築物のみならず、考え方がとても好きです。
私が仕事をさせて頂いている住宅とはまた別物ですが、こういった建築物から何か着想を得られることもあると思います。
特に中村拓志さんの考え方は注文住宅においても活かされる考え方、むしろ必要な考え方かと思います。
住宅に限らず色々な建築物を見て、建築家の考え方に触れることで新しい考え方やアイデア、ご提案が出来ると思います。
無垢スタイルではお客様に寄り添い、一人一人に最善なご提案をして参ります。
無垢スタイルの7つのコンセプト
無垢スタイルでは「100年住宅」「天然無垢材」「夏涼しく冬暖かい設計」「建築家によるデザイン設計」など
7つのコンセプトを掲げ、丈夫で長持ちする 心地よいデザイン住宅を実現します。
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