吹き抜けは作るべきか、作らないべきか
2024.03.18 Mon
みなさんこんにちは。建築コンサルティング部の河原崎和智です。
まだまだ寒い日が続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
最近、雪がちょくちょく振りますがそのたびに「雪の汚さ」に驚かされます。
積もっている状態では気が付きませんが、渇いたあと土のような埃のようなものがびっしりと車についているのを見て、何事も見かけによらないんだなと感じました。
(小さいころ雪を食べて遊んでたりしましたが、なかなかまずいことをしていたなと今さらながら感じております)
吹き抜けについて
さて、かなり前置きはこの程度にして今回のテーマは「吹き抜け」についてです。
理想の住まいを形にしていく過程で重要な要素になってきますが、皆さんは吹き抜け欲しい派ですか?それともいらない派ですか?
それぞれメリット、デメリットを説明していきます。
メリット
・開放感が生まれる
吹き抜けを取り入れると、独特な開放感が生まれます。
そのため、16帖くらいのLDKでも広く感じることができ、極端にリビングを広くする必要がなくなります。
延床面積と広さの感じ方は比例しません!
・自然光を取り入れやすい
狭小地や南側に家が建っている土地で家を計画すると、どのように光を取り入れるかが必ずテーマになります。その時吹き抜けという選択肢はとても合理的です。
南側道路だから良いというわけではなく、北側道路でも建築で土地のマイナス面をカバーできれば、結果的に総支出を抑えることができるかもしれません。
・家族間のコミュニケーションがとりやすい
吹き抜けがあると、2階に誰がどこにいるのかが1階にいても感じることができます。
そのため離れていても話しやすかったり、意思疎通がしやすいというメリットがあると言えます。
デメリット
・光熱費が高くなる
一般的な住宅では、吹き抜け等の空間を作ると暖房効率が下がり、結果として光熱費が高くなると言われております。しかし、これは家自体の断熱性能や気密性能が大きく関係しているので、無垢スタイルのような住宅性能を持つ家であればこれはデメリットにはなりません。実際この前伺ったオーナー様に話を聞くと、吹き抜けがあることで暖気がある程度上に行くため、真冬でも2階の暖房をつけたことが無いとのことでした。1階のエアコンしかつけない生活が実現できるのであれば
光熱費は抑えられます。
・臭いが充満しやすい
家の中で焼肉や煙の出る料理をした際に煙が上にいってしまい、2階の居室に影響を及ぼす場合があります。
換気を十分に検討する必要があります。
いかがでしょうか。
吹き抜けはライフスタイルを大きく左右する内容ですので詳細の検討は必要です。
建築する土地や間取りの要望にもよりますが、一度ご家族間でお話してみてもいいかもしれませんね。
今回は吹き抜けにフォーカスして書きましたが、その他にも魅力的な空間を作る工夫はたくさんあります。
ぜひ一度、理想の住まいについてお話をさせていただく機会をいただけますと幸いです。皆様からのご連絡心よりお待ちしております。
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