【住宅購入】住宅ローンが怖いという勘違い
2023.09.21 Thu
こんにちは!
無垢スタイル建築設計です。
住宅ローンは「借金だから怖い」というお声を耳にすることがあります。
建築費の高騰により、住宅ローンの借入額も増え、
長期にわたって返済していけるか不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
持ち家?賃貸?自分に合った住まいの選び方
住宅を購入するメリットはたくさんありますが、自分の好きにカスタマイズできることや、
支払いが終われば資産になることはメリットに挙げられます。
また、最近よく聞く老後に賃貸物件が借りにくくなるような不安もありません。
反対に賃貸住宅は、家族の変化に伴って、
比較的気軽に住まいを変えられるという便利さがあります。
持ち家のように固定資産税や建物の修繕費も必要ありません。
生涯で必要な住宅費はどのくらい?
2023年7月、厚生労働省から最新の簡易生命表が公表されました。
これによると、平均寿命は男性が81.05年、女性が87.09年なので、
大学を出て22歳から1人暮らしを始めるとすると、
男性なら59年、女性なら65年間、自分で住宅費を支払うことになります。
今回は男性81歳と女性87歳の間をとって、84歳まで生きると想定して
賃貸、持ち家それぞれの必要な住宅費を計算してみます。
24~84才まで10万円の家賃なら住居費は7,200万円です。
◆住宅購入の場合
24~32才まで賃貸、
その後4000万円(期間35年、金利1%の住宅ローン)で購入なら住居費は5,700万円で、
更に年額15万円程度の固定資産税・都市計画税と想定すれば+780万円ですから
住居費は6,480万円です。
金利が1%だからかもしれませんが、賃貸よりは一応お得になりました。
所有すると設備等は自己負担ですから、結局はとんとんと言ったところでしょうか。
現在は低金利時代なので、変動金利では0.319%~、固定でも1.485%~の利率で
住宅ローンを組むことができます。
ローン完済後、老後の住み替えなどで自宅を手放すことになっても、
売却金を新たな住宅の資金や福祉施設への入所費用に充てることも可能です。
金利の上昇で住宅ローンの支払いが不安?
現在日本では低金利時代が続いていますが、
昨年から今年にかけて世界では大幅に金利が上昇しています。
日本では変動金利で住宅ローンを組む割合は76.2%と
8割近い方が変動金利を選んでいますが、変動金利は日本銀行の決定する
短期プライムレートに連動して金利が変動するため、ペアローンを使って
限度額いっぱいのローンを組んだ方は、金利上昇で返済が困難になるケースがあります。
賃貸も家賃が払えなければ追い出されますし、
住宅ローンだって支払いができなければ売却処分されます。
賃貸でも購入でも、しっかりと資金計画をし、
無理のない範囲の住宅費を設定することが大事になります。
もしもの時に備える団体信用保険
また、ほとんどの銀行が住宅ローンを組む際、団体信用保険への加入を必須としています。
団体信用保険とは、返済途中で不幸にもお亡くなりになったり、高度障害状態になった場合に、
保険会社がローン残高相当の保険金を支払ってくれるという保険です。
(特約によりがん保証や三大疾病、八大疾病保証をつけることもできます)
もしも、残債が3,000万円残っている時にローン契約者が亡くなった場合、
その3,000万円が生命保険ですべて返済されます。
個人の価値観にもよりますが、金銭面的に考えると
やはり住宅を購入した方がお得なのではないでしょうか?
自分の城というべきマイホームを持つことは
人生の大切な分岐点でもあります。
そんな大切なことは様々なプロに相談し、
自分で決断することが重要です。
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