土地の選び方 ~洪水ハザードマップと内水ハザードマップ~

2023.08.21 Mon

こんにちは、建築コンサルティング部、新築部門の大林です。
 

今回は土地の選び方で重要なポイントを一つご紹介させていただきます。

土地を選ぶ時のポイントはいろいろありますが、「災害に遭いにくい場所かどうか」というのはどんな方でも気にされるのではないでしょうか。
 
日本では、地形、地質、気象等の面で極めて厳しい条件下にあり、全国土の約7割を山地・丘陵地が占めていて、世界の主要河川と比べると、標高に対して河口からの距離が短く、急勾配であり、降った雨は山から海へと一気に流下してしまうようです。
このような国土条件のため、梅雨や台風によって大雨が降ることで、洪水や土砂災害がたびたび発生しています。
 
私たちが土地選びをお手伝いするエリアで注意が必要なのは、万が一洪水になった時に浸水する可能性がある地域かどうか、というポイントです。
 

 

洪水の時の想定をするためには、「洪水ハザードマップ」を見ると分かります。

洪水ハザードマップというのは、自治体や国が作成している、河川の氾濫などによる大規模な洪水被害を予測・評価して、被害を最小限に抑えるための地図です。
洪水ハザードマップには、氾濫の可能性がある地域や氾濫時の浸水深さ、浸水範囲などが示されています。
 
この洪水ハザードマップというものがあることまでは一般の方でもご存じの方が多いと思います。
今日お話したいポイントは、100年に一度や1000年に一度の大雨で河川の堤防が決壊した際に浸水するかどうかの「洪水ハザードマップ」だけ見るのではなく、「内水ハザードマップ」も必ずチェックする必要があるということです。
 
内水ハザードマップというのは、一般の方はあまりご存じないことが多いようです。
 
内水ハザードマップは、下水道や水路の排水能力を超える大雨等によって内水氾濫が発生した場合に想定される浸水区域や浸水深を示しています。
 
河川が氾濫した時に浸水する地域は、標高が低い地域ということになりますが、
内水ハザードマップに示された浸水地域というのは、河川が氾濫した時は浸水しない地域でも大雨が降ることで浸水する可能性がある地域ということになり、場合によっては、標高が高くても、その場所がすり鉢状の地形になっていれば雨水が溜まることになります。
 

 
このように、土地を選ぶ時にはいろいろな視点が必要になりますので、弊社では、失敗のない、「家づくりのための土地選び」をサポートさせていただいております。
ぜひお気軽にご相談ください。
 
 

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