癒し効果アップのお家づくり 前編

2024.02.21 Wed

こんにちは!
建築コンサルティング部の荒川です。
 
ここ最近は雪日があったり、小春日和の暖かな日もあったりと体温調節が難しいですね。。
でも少しずつ春の訪れを感じる頃でもあります。
というのも、食べ物・飲み物や日用雑貨、化粧品など、この時期になってくると春仕様!春限定!というように、春にちなんだ商品を外出先でよく目にします。ふと考えてみるとそれらの多くは、サクラをはじめとする“香り”を様々な形で楽しめるものが多いような気がします。
 

暮らしを様々な形で楽しませてくれる“香り”

そこで今回は、私たちの暮らしを様々な形で楽しませてくれる“香り”という点に着目して少しお話ししていけたらと思っています。
 
住宅や公共施設、アウトドア施設などでふわっと香る木のやさしい匂い。どこかで一度は感じたことのある方も多いかと思います。
私たちはこれを“木の香り”と呼びますが、「そもそも木の香りってなんだろう?」と、考えたことはありますか?
 

 
ヒノキ、スギ、マツ・・・
木にはいろいろな品種があり、花や植物の香りと同じように、品種によって香りの強さや成分は若干異なります。私たちが“木の香り”と呼んでいるのは、木が害虫や微生物などの外敵から身を守り、病原菌の感染を防ぐために発する「フィトンチッド」という物質のことを指します。
 
フィトンチッドとはロシア語で、フィトンは「植物」、チッドは「(他の生物)を殺す能力」を指します。殺す能力ときくと、なんだかマイナスなイメージに感じてしまいますが、全く害はございません!フィトンチッドは蒸発しやすい物質のため、私たち人間には香りとして届くといわれています。
 

 
特徴的なのは、木が発するフィトンチッドの香りや効果は、伐採されて材木になっても続くという点です。
そしてフィトンチッドは木に含まれる油分をもとに作られるため、油分が多い木ほど香りも強くなります。
油分が多い木って??
木の油分は樹齢が高く成熟した木ほど多くなるといわれています。
樹齢が高い木は虫がつきにくく、腐りにくい頑丈な材木になるのが特徴です。樹齢が高い木ほど長持ちで価値が高いといわれるのは、このような理由からなのですね。
 
次回、そんな木の香りがもたらしてくれる様々な効果について掘り下げてお話ししていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。
 

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