夏でも安心快適なパッシヴ住宅2
2022.05.29 Sun
こんにちは!
建築コンサル新築部門の濱中です。
2日前のブログの続きになりますので、まだご覧いただいていない方は5/27のブログから是非ご覧になって下さい!
前回は断熱性能のみを高める危険性とパッシヴ住宅の基本的な考え方をご紹介しました。
今回はパッシヴ住宅の代表的な実例を3つご紹介いたします。
①夏の日射遮蔽と冬場の日射利用
太陽の高さは夏太陽の角度が高く、冬太陽の高さが低い特徴があり、夏と冬で太陽の角度は異なります。その太陽の角度の違いをうまく利用し、南側の屋根を90センチ長くすることで、夏の暑い時期は太陽の熱は遮り、冬の寒い時期は太陽の熱を取り入れることができます。
②風の気流を計算
ただ単に窓を作るのでなく、南側に風を取り入れ窓を取り、北側に取り入れ窓の計画をすることで夏場の暑い時期に南側からの新鮮な涼しい風を取り入れることができます。
その他にもイラストのように、段違い屋根に窓をつけることで、上に溜まりやすい夏の暑い空気を逃がす事もできます。
③断熱性・気密性
前回のブログで断熱性のみを高めた場合の危険性をご紹介しましたが、計画的に自然エネルギーを利用するためには断熱性・気密性は大前提になります。
例えば気密性が低い住宅で②の考えを利用しようとしても家中の隙間から風が逃げてしまい計画的に風の気流を作ることができなくなります。
以上になります。
建築は先人の方々と様々な知恵が存在し、奥が深くとても私は好きです。
弊社でもパッシヴの考え方は基礎設計のしており、デザイン以外にも快適に暮らす提案もさせていただいています。
文章で見るよりも実際に体感することが建築の知識を深める一番の方法ですので、様々な商材や性能比較ルームのある岩槻区住まいの体感モールのご来場をおすすめします。
ご来場お待ちしております。
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