たかが窓、されど窓!
2022.08.24 Wed
こんにちは!
コンサルティング部新築部門の松木です!
先日、TVで車内温度が高温な場合には、まず窓を全開にして「エアコン+外気導入」にした状態で走行し、ある程度熱気を追い出してから、窓を閉めて「エアコン+内気循環」を使用すると、効果的に車内温度が下がるとやっていました!
早速試しにやってみたところ、確かに直ぐに涼しくなった気がしました!笑。
まだまだ暑い日が続いているので、是非、皆さまも試してみてください!!
今年は、9月末頃まで残暑が続くと言われており、家で過ごす際にも暑さ対策をしておくことは、健康的にも経済的にも非常に大切です。
色々な物の価格が上昇し、電気料金も値上げが続いていますね。
夏や冬はエアコンの稼働などにより、消費するエネルギー多くなる時期となりますので、家の性能などが直結します。
以前のブログでも、世界との性能の違いを書きました。
こんなに違う!?「世界との性能の違い」
家の省エネ化を考えるとき、壁や床、天井の断熱は勿論ですが、日射をさえぎる遮熱も重要となります。
家のエネルギーは、開口部である窓を通して、冬に暖房の熱が逃げる割合は58%、夏の冷房中に入ってくる熱の割合は73%ほどと言われます。
断熱の性能を上げても、窓の性能が低ければエネルギーの出入りが発生することを考えると、『窓』は非常に重要なポイントです!
窓の種類を大きく分けると、アルミ窓、アルミ樹脂複合窓、樹脂窓と3つに分かれます。
日本ではアルミサッシがまだまだ使われている現実がありますが、アルミと樹脂では熱伝導率は、樹脂はアルミの1000分の1と言われています。
その為、樹脂製のサッシの方が熱伝導を抑えられるということから、
世界での普及率を見てみると、
アメリカ 65%
イギリス 76%
ドイツ 64%
フランス 68%
韓国 80%
中国 30%
となっていて、日本は20%ほどのようです。
※YKK AP調べ
日本では、アルミ窓が20%、アルミ樹脂複合窓が60%の普及率となり、世界と比較しても樹脂窓の普及率が低いことが分かります。但し、樹脂窓が一番良い!!という話ではありません。
樹脂窓にも弱点があり、アルミ窓よりも窓枠の強度が落ちる為、窓枠が太くなることでの外への抜け感は下がることや、アルミ窓より価格が上がってしまうということもあります。
その為、寒冷地や日照時間なども考慮して、地域ごとに窓の種類を考えることが重要です。
ちなみに埼玉県は冬と夏の寒暖の激しい場所ではありますが、年間の日照時間(直射日光が地表を照射した時間)は、全国でもトップクラスとなります!
その為、夏の時期は遮熱性を高め、冬は断熱性と日射取得ができる設計も重要になるということです!
いわゆるパッシブ設計という設計方法です!
自然の恵みを設計に取り入れたパッシブデザイン
※過去のブログです。
埼玉県は厳しい環境の中での生活になる為、快適、安全、安心で家計にも優しい家づくりが必須になると思います!
無垢スタイルの家の性能も少し覗いてみてください!!
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