高断熱・高気密だけではない!埼玉の夏も快適で省エネの家とは!

2023.07.28 Fri

こんにちは。建築コンサルティング部の岡部智之です。
今年も体が溶けてしまいそうな夏がやってきました。
お腹の肉が溶けて引っ込めばよいのですが、夏も食欲が落ちない私は、全然痩せません・・・。
 
そう言えば、子供の頃(昭和50年代)、友達とこんな会話をしたのを思い出します。
「砂漠の国は、40度もあるんだって。だから扇風機はかえって暑いから無いんだって」
子供のころは、体温並みの気温になる日は、ほとんどなかったと思います。
今の暑さは砂漠の国並みですよね。
 

そんな夏でも、快適な家づくりができる方法のお話をいたします。

少々マニアックなお話になりますが、興味のある方は是非お付き合いください。
 
冬暖かく夏涼しい家にするには、大前提として断熱性能と気密性能が重要になります。
断熱性能が良ければ、室内の熱が逃げにくく、同時に外の熱が入りにくい家になります。
また、気密性能が良ければ、隙間から熱の出入りを防げるだけでなく、計画的な換気も出来るので、家中の温度差がほとんどない家ができます。
その結果、エアコンの効きが良く、エアコンを止めても温度をキープできる家になり、快適で節約のできる家になります。
 
しかし、『断熱・気密性能だけ良ければよい』の考えだけでは落とし穴があります。
重要なのが『日射遮蔽』と『日射取得』という考え方です。
 

◆夏と冬で反対の日射の考え方

夏の時期は、直射日光をしっかりと遮り、日射を室内に入り込むことを防ぐことで、冷房効率を高め、または冷房の必要のない、快適な空間をつくることができます【日射遮蔽】。
冷房を使用した際にも、通常と比較して低い温度・少ない風量で部屋の温度が下がるため、空調にかかる電力エネルギーを節減できます。
 
冬の時期は、直射日光を可能な限り室内へ取り込み、自然の力で室内を暖めることが理想です【日射取得】。
日射取得に関しては、冬の時期に特化しすぎた設計にしてしまうと、夏場には部屋中が蒸し蒸しと息苦しい空間になってしまいます。
ですので、一年を通した丁寧なシミュレーションのもと、適切な日射遮蔽と日射取得の家づくりを行う必要があります。
 

◆日射はコントロールできる?

夏の日射遮蔽、反対に冬の日射取得は、実はある程度コントロールをすることが可能なのです。
 
1.設計による手法がとても有効です
日射遮蔽をするものとして、カーテン、ブラインド、植樹による葉陰などがあります。
適切な向き、位置で設置することにより室内に日光が差し込むのを防ぎます。
また、方位や敷地特性を生かした、軒の出など設計手法で行うこともできます。
 

 

https://www.shoene.org/d_book/data/kiw00015r3/HTML5/pc.html#/page/16
出典:3.3. 開口部の日射取得と日射遮蔽|第1章 はじめに|住宅省エネルギー技術講習テキスト(デジタルブック)
 
2.ガラスの性能(Low-Eガラス)も重要です
https://www.asahiglassplaza.net/function/shanetsu/
参照サイト:日射遮蔽(遮熱)|AGC株式会社
 

◆埼玉の気候を知り尽くす家づくり

埼玉は日射量が全国的にも高い地域で、夏は全国一の高温になる気候風土です。
全国展開のハウスメーカーと違い、地元埼玉の気候風土を知り尽くし、埼玉に適した家づくりをしているのが、地元埼玉で創業した無垢スタイルです。
地域の特性を考慮し、敷地の特性を最大限に活かした、地元埼玉の無垢スタイルならではの提案をさせて頂きます。
 
 

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