家づくりと防災のつながり【建物編】

2021.07.24 Sat

こんにちは!コンサルティング部の大川です!
いよいよ夏が本格的に始まりましたね。
老若男女問わず熱中症になる可能性はございますので、エアコンの利用や水分・ミネラルの補給をしっかりと行って体調に気を付けてお過ごしくださいませ。
 
さて、前回は家づくりと防災のつながり【土地編】をお話いたしましたので、今回は【建物編】をお話ししようと思います。
(前回のブログはこちら
 
防災と一言で言っても実際のところ、日本では地震・豪雨・火災・台風など様々な現象による被害があります。
すべてのものに対して全くの無被害ということは難しいかもしれませんが、備えられる点はしっかりと把握しておくことが大切です。
 
皆様誰しもがわくわくしながらお話しされる、家づくりの醍醐味とも言える建物の間取り決めやデザイン決めですが、将来的に何十年と暮らす家ですので使い勝手や好きなデザインで決めることは非常に重要です!
それと同時に防災の要素も少し加えてあげるとさらに安心な家になるかもしれないですね。
 
さて、皆様が建物の防災と言って思い浮かぶことというと、「地震に強い家」ということではないでしょうか?
 
地震大国の日本で繰り返し起きる地震のことを考えると、耐震性は間違いなく重要なポイントです。
どんなに小さな地震であっても繰り返し起きれば、建物には少なからずダメージが蓄積されていきます。
 
加えて、建物の築年数が増していけば、自ずと建物の耐久性は低下していくことになります。
その備えとしてよくあげられるものが制震装置です。
ゴムや油圧による仕組みで揺れのエネルギーを吸収する装置を壁の中に設置します。
 

 
無垢スタイルでは、制振装置の現物を見ることが出来ますので、お気軽にお声掛けくださいませ。
また、間取りの工夫としては、玄関の近くなどに備蓄用品や防災リュックを置ける収納を設けたり、造作による収納棚にすることで地震の際に棚が倒れる心配もなくなります。
 
そのほかには、台風などの強風時に物が飛散してくる可能性もあるので、窓にシャッターの設置をする方法や、外構計画でも防災の観点を取り入れることが出来ます。
 
例えば、災害時に断水になってしまったら飲み水の確保や簡易トイレが必要となります。
しかし十分な備蓄量を置いておくスペースが家の中にはないというケースもあると思います。
そんな時は、外構計画でちょっとした外部の物置を家の裏手に用意しておく手もあります。
 
また、敷地の境目にあるブロック塀もしっかりと見ておくことが必要です。
2018年には大阪地震によるブロック塀の倒壊で、幼い命が奪われることがありました。
新たに塀を作るのであれば、基準を満たして施工するため安全性は考慮されておりますが、既存のブロック塀がある土地に建物を建てる際は、塀の倒壊の可能性も視野に入れて計画することが必要です。
 
例えば、塀の高さをカットして建物の外観と合うデザインの軽量なアルミフェンスにする
などして、デザイン性と安全性の両立をしていく方法もあります。
 
無垢スタイルでは家づくりのトータルコーディネートとして、建物・外構のご提案も一緒にさせていただいております。
かっこかわいいおしゃれなデザインの家と同時に、より安心な家づくりのご相談をいつでもお待ちしております。
 

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