お金をかけないで快適な家にするポイント

2022.08.26 Fri

こんにちは!
 
建築コンサルティング部新築部門の濱中です。
 
皆さんお盆休みは満喫されましたでしょうか。
今年から各地で花火大会なども復活し、夏らしいお盆だったかと思います。
その反面地球温暖化の影響で、今年も猛暑に頭を悩まされてた方も、多かったかと思います。
まだ残暑が続きますので、お体をご自愛ください。
 
今回はそんな真夏や真冬に、お金をかけずに快適な家にするポイントを、2つご紹介させていただきます。
 
1つ目は『気密性』です。
高気密高断熱など、今では各メーカーがうたっており、皆様もどこかで聞いたことがあるかと思います。
G1G2G3など断熱性のほうが、大々的に取り上げられ重要視されていますが、コスパのいい快適な家造りを考える上では、実は断熱性より気密性がとても重要になります。
なぜかというと、断熱性を表すUA値は図面上で使う素材などにより計算を行うため、断熱材を極端に熱くしたり、とても高性能なサッシを入れるなど、お金をかければかけるほど数値が上がります。それに対し気密性を表すC値は、施工後に現場で気密測定という測定検査を行うことで検証します。
実際の隙間を調べるため、素材にお金をかければ上がるものではなく、どれだけ丁寧に施工しているかで数値がきまります。
なので、お金がかからず職人さん、現場監督がどれだけ手間をかけているかで決まるため、その会社が性能にこだわっているか図る指標としても、気密は重要なポイントになります。
弊社では、全棟気密測定を行っているため、毎年平均値の更新をしています。
 

 
2つ目は『パッシブ設計』です。
お客様のご要望で断熱性能をG3クラスで建築した地方工務店で、こんな事があったようです。その家では、今流行りの軒ゼロのボックス型の家を採用しており、夏日差しの対策ができていなかったため、室内に暑い日差しを取り込んでしまい、G3の保温性の高い家のため、熱を逃がすことができず、室内がサウナ状態になった事例があります。
このような事にならないように、自然のエネルギーの特性も取り入れた設計が、重要になります。
5/27.29の私のブログで、パッシブについて詳しくご紹介させていただいたので、是非いただければと思います。
 
夏でも安心快適なパッシヴ住宅1
夏でも安心快適なパッシヴ住宅2
 
弊社では、パッシブ設計も基本設計に組み込まれておりますので、ご安心下さい。
 

 
以上になります。
 
弊社の岩槻区にある住まいの体感モールでは、模型を使ったパッシブの説明コーナーや実際に性能を体感できるブースなども御座います。
 
性能素材を中立的に学ぶことのできる施設になりますので、是非一度ご来場お待ちしております。
 
 

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